●レタボ(レターボックス)とは、画面の上下に黒帯が入っている映像のことを言います。例えば、映画のアスペクト比がシネスコ等の横長の場合、テレビの画面サイズと合いません。テレビで放送するためには2つの方法があります。左右のはみ出た部分を切って放送する。または、映画全体を縮小して上下に黒帯を入れてしてしまう方法です。この上下に黒を入れた画面サイズをレターボックスと呼びます。
例として、下記のサイズの映画があったとします。
それをテレビ放送する時に、レターボックスにして、オリジナルの画面が全く切れないようにした場合は下記です。上下に黒帯を入れます。
オリジナル映画の左右を切ってしまうことで、上下に黒が入らないようにしたものが下記です。
字幕を制作する際には当然、どの位置に字幕を入れるかを決めなくてはなりません。そのため、画面サイズの確認は最初に行うことの一つです。かつてテレビがハイビジョンではなかった時代、画面サイズはもっと正方形に近く、横4x縦3の比率でした。左右に2人の俳優が離れて立っているシーンなどでは、レターボックスにしないと、2人とも見えないというケースもあり得たのです。