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パナビジョン (Panavision) 画面サイズ

●パナビジョンとは、映画の画面サイズの1つとして使われている言葉です。アスペクト比 横2.35x縦1の画面を「パナビジョン」と言います。また同時に、映画の撮影カメラを作り出してきた会社:パナビジョン社のことも「パナビジョン」と呼びます。現在でもパナビジョン社は映画撮影機材の主流メーカーとして活躍しています。

映画を撮影するカメラとして有名なパナビジョン (Panavision) は現在でもロサンゼルス本社を軸として、映画撮影の機材やレンズを製造しています。歴史的に膨大な数の映画がパナビジョンのカメラで撮影されてきました。『スターウォーズ』シリーズや『インディ・ジョーンズ』シリーズなどもその1つです。映画撮影用のカメラの大手として、ARRI, Redなどもありますが、パナビジョンの特徴としては、基本的にカメラを販売するのではなく、レンタルすることにあります。最新の技術により開発したカメラを映画撮影の際に貸し出して利益をあげるシステムです。
パナビジョン社は、1950年代にはじまった超ワイドスクリーンのブーム期に創設されました。20世紀フォックスが推し進めたシネマスコープの技術に対抗するために、MGM映画スタジオがパナビジョン社をバックアップしていました。画面サイズ(アッペクト比)は横2.35x縦1で、シネマスコープと基本的に同じでした。現在では映画の画面サイズは、ビスタサイズが中心となっています。パナビジョン社はその時代ごとの流行の画面サイズに合わせながら、映画撮影カメラの開発を行い技術面でハリウッドを牽引してきました。

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