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カラコレ / カラーコレクション / カラーグレーディング(color correction, color grading)

●カラコレとは、カラーコレクションの略で、映像の色合いを修正することを言います。また、カラー調整する機器(カラーコレクター)のことを指す場合もあります。

基本的に「カラコレをする」と言った場合は色調整をすることを指します。アメリカのポスプロでは、カラーグレーディングという言葉もよく使われています。大枠だけを言うと、色を調整したり改善したりするのがカラコレ。より高度な作業がカラーグレーディングです。映像自体の解像度がHD、4K、8Kと進歩しています。映像がキレイになってきているのに合わせて、色を調整するだけではなく、映像の雰囲気も含めて美しい色合いにする。それがカラーグレーディングです。
美しい映像を作り出すためには明暗の表現も重要になります。映像では暗い所と明るい所の差が大きい場合には、明るい所が白く飛んでしまったり、暗い所が黒くつぶれてしまったりします。しかし、近年はHDRという技術の進歩で人間の目のように繊細な明暗を表現できるようになってきました。映像の美しさを決める鍵として「カラーグレーディング(カラコレ)」「明暗の彩度(HDR)」「解像度」「転送レート」があることを知っておくと便利かもしれません。

カラーコレクションを少し詳しく説明します。通常、カラーグレーディングよりも前に行います。映像の色を修正して実際の世界の色調や色合いに細かく調整します。現実の世界に近づけるために露出や、コントラストや、色合いを微調整して、人間の顔などが正確に表現されるようにします。

カラーグレーディングは、その後、雰囲気をつける作業です。簡単に言うと洋服のようなものです。それにより見ている人は、なんとなく怖い、楽しい、ロマンティック、などと感じます。ホラー映画でしたら全体的に怖いトーンにグレーディングすることもあるでしょう。  見る人々の気持ちを考えた雰囲気を映像につける作業です。  

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