●ゲインとは、明るさを調整する数値のことを言います。撮影した映像が暗いので編集で「ゲインを上げて明るくする」といった際、電気信号を増幅させることで、映像を明るくできます。但し、映像は少し荒い感じに見えることになります。
編集において、効果としてゲインを少し上げたり、コントラストを上げたりすることがあります。電気信号の幅を広げてゲインを上げれば暗かった部分は明るくできます。しかし、電気的に全体を明るくしているため、少し荒い白っぽい感じの映像になります。
ゲインで全体の明るさを電気的に押し上げるよりは、当然、撮影の際に、丁寧に細部まできれいに見えるようにライティングをして撮影する方がきれいに見えます。しかし、あえてゲイン調整による荒れたイメージを狙う場合もあります。例えば撮影した部屋の壁が汚れている時、ゲインを少し上げて非現実的な雰囲気にする事があります。