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クレジット

●クレジットとは、映像業界においては出演者やスタッフの名前表記の事を言います。および、別の意味として、映画などの本編映像が入っている完パケマスターにおいて、本編の前に参考用に入れてある表記もクレジットと呼びます。

映画やテレビ番組において「クレジットにあのスタッフも入れておいて」と言えば、エンドロールなどにその人の名前を表記することを意味します。

別の意味でも「クレジット」という言葉は使われます。放送用の完パケ映像を作る際に本編が始まる前に必要な情報を入れます。これをクレジットと呼びます。放送や配信のために作られた完パケがどういったものなのか必要情報を入れておきます。映画のタイトルや、画面サイズ、音がステレオかどうか、製作会社名は? 編集したスタジオは? 完成させた日は? など、放送局や、配信会社の規定に従ったクレジットを入れます。 放送用のコードや、配信用のコード番号などを入れることもあります。本編の映像が始まる前に情報を入れておくことで、必要な情報が分かるようになっています。クレジットは1枚だけとは限らず、次々とクレジットを数秒おきに入れていく場合もあります。放送するテレビ局、配信する会社によって、入れるべきクレジットの内容、順番、表示する秒数なども決まっています。映像として入れるクレジットの他にも、必ず「記録表」という紙も納品します。この紙には様々な詳細が書いてあります。現在のテレビ放送用の完パケであれば「ラウドネス値」等も記載されています。放送局や配信会社はこの記録表を頼りにしますので、映像や音声の内容と記録表の内容が異なっていることは許されません。
下記、昔の仮クレジットです。映像がアナログのテープに収録されていた時代では、クレジットは今よりも比較的シンプルなものでした。本編映像が始まる前に数秒間入れる形でしたが、内容も編集するスタジオによって異なっていました。

映像業界においては2つの意味で「クレジット」いう言葉がよく使われています。

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