2021年7月16日に開催した字幕翻訳者・岡田壯平さんのオンラインイベント「翻訳の極意、私的な誤訳メカニズム」の有料アーカイブ配信です(1,320円・税込)。
イベント概要
「ワイルド・スピード」シリーズ、『ショーシャンクの空に』、『レオン』など、約400本の字幕翻訳を手がけてきた岡田壯平さんが、これまで訳してきたセリフを取り上げながら翻訳のコツを語ります。うっかりやってしまい、制作会社の指摘で気づいた誤訳の自己分析も!
イベント参加者の感想
- 名言に次ぐ名言や、ネタバレぎりぎりのトーク(笑)など、とても楽しかったです。自分ではここまで思い切って訳すことはできないかも…と思いつつ、「キメる時はキメる!」「字面ではなく心を訳す」などの言葉に背中を押してもらえるような気持ちになりました。
- 岡田さんほどの大御所でも、迷いや悩みも抱えながら翻訳していることがわかって励みになりました。
- 実際の字幕を見ながらクイズ形式で考えたり、プロの翻訳者の思考プロセスを伺ったりできたのがとても良かったです
- 岡田さんがどのくらいの熱量をもって翻訳されているのかがよく分かったので手がけられた作品を改めて見たくなった。
- 外国映画が賞を取る時に「字幕の壁」という問題があると思いますが、字幕に携わる者として、常に「感動を伝えられる字幕」を作っていかなければならないなと改めて思いました。
- 欠かさず見ているワイルドスピードの字幕翻訳者の岡田さんのお話が伺えて大変楽しかったしモティベーションも上がりました。なかなか仕事にたどり着けていませんが、頑張って勉強します。
【イベント登壇者プロフィール】
岡田壯平(おかだ・そうへい)
1953年生まれ。上智大学文学部英文学科、早稲田大学理工学部建築学科卒。一級建築士の資格を取得し建築士となったのち、結婚を機に東北新社で吹替修業とアルバイト。字幕翻訳を手がけた作品は、「ワイルド・スピード」シリーズ、『レオン』、『ショーシャンクの空に』、『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、『トラフィック』、『許されざる者』、『恋する惑星』、『天使の涙』、『花様年華』、『新しい人生のはじめかた』、『ドライヴ』、『ラッシュアワー』など約400本。
梶尾佳子(かじお・けいこ)
字幕制作会社での勤務を経て、現在はフリーランスの字幕ディレクター。vShareR SUBの運営にも携わっている。字幕制作歴12年。
松山悠達(まつやま・ゆうたつ)
株式会社ポニーキャニオンエンタープライズ(現・株式会社クープ)社員。vShareR SUB運営スタッフ。前職は通訳・翻訳業界専門誌の編集者。
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動画『岡田壯平氏「翻訳の極意、私的な誤訳メカニズム」』はvShareR SUBにて配信中です。会費は月額800円(税別)ですが、現在キャンペーン中につき、会員登録すると登録した月と翌月は無料です。
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