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HDCAM(テープの種類)

●HDCAMとは、プロ用として広まったビデオテープの種類です。1997年から導入されましたが、21世紀に入って、ハイビジョン放送が始まると、特に広く使われるようになりました。

映像は1440×1080ピクセルで収録されたものを、出力する時に1920×1080にアップスケーリングして出す仕組みです。音声は4つのチャンネルを収録できます。
21世紀に入ると、現在の地上波ハイビジョン放送が始まりました。テレビも4x3の画面サイズから、現在と同じ16x9へと変わっていきました。そこでHDCAMテープはかなり広く使われるようになったのです。音声は4チャンネルまで入りますので、ステレオ音声が2つ入ります。外国ドラマであれば、日本語吹替音声を1、2chに入れて、オリジナル音声を3、4chに入れる、ということもできます。ハイビジョン放送が一般的になると、ローカル局をふくめて、このHDCAMを再生するデッキが各テレビ局、制作会社、配給会社にて普及しました。そのため、映画、ドラマ、番組等が、HDCAMテープに収録されて、全国でやりとりされたのです。

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