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ノンリニア編集(リニア編集)

●ノンリニア編集(Non-linear editing)とは、映像をコンピューターに取り込んで行う編集です。
●リニア編集(Linear editing/つながっている編集)とは、ビデオテープを使用した編集を言います。1台の機械でビデオを再生し、そこから線でつながっている、もう一台の機械に入っている別のビデオテープに必要な箇所だけをコピーしていく形で編集をします。頭から順番に必要となるシーンをコピーしていき完パケ化します。

ノンリニア編集が今では常識になり、リニア編集機自体あまり見なくなりました。ノンリニア編集は映像素材を全て1台のコンピュータの中に入れて編集するやり方です。
しかし20世紀まではリニア編集が主流でした。当時、映像はベーカム、デジベなどのテープに収録されました。流れとしては、そのテープからキャラ入り(タイムコード入り)のVHSテープを作成します。VHSからVHSにコピーする形で仮編集(オフライン編集)をします。仮編集が終わった後、完成したVHSテープをコマ送りしながら、つなぎ目(編集点)のタイムを全て紙に書き起こします。そのシートを持って、ポスプロでの本編集を行いました。撮影したテープを出しにして、マスターテープへと順番に必要なシーンをコピーして完成させていったのです。頭から順番に映像をつないでいきますので、途中で前半のシーンを長くしたいと思ったら、そのシーンから後ろを全て再度、編集し直す必要があったわけです。現在は、ほぼ全てがノンリニア編集。つまり、コンピューターの中で映像を完成させる編集となっています。

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