カンペとは、生放送などでスタッフが出演者に見せる指示を書いたモノを言います。大きなスケッチブックに手書きで指示を書いて出演者に見せたりします。言葉の由来はカンニングペーパーとされています。
カンペは一般的にカメラの下あたりで、フロアーディレクターやADなどが出演者に必要なことを指示する時に使います。「CMまで30秒」「ここで商品の話題に」「次のネタ飛ばしてエンディングに行きます」等と書いて伝えます。ロケでも使う事があります。生放送ではない番組でも収録をスムースに進めるために使われます。例えば、タレント3人が食べ歩き番組を収録している時、演出がそれを止めて指示を出しすぎると、出演者のノリも悪くなってしまいます。そんな時にもカンペは使われます。もちろん、歌番組にて歌詞をカンペで出すケースもあります。
カンペのマイナスな点は、出演者の目線がカメラから違う方向にいく点です。そこで近年ではプロンプターが使われることもあります。