●アドビとは、世界的に有名な「映像、画像、文字等の編集ソフト」を作成しているのアメリカの企業です。アドビ社のつくっているビジュアル加工関係のソフト全体を「アドビ, Adobe」と呼びます。有名なAdobeソフトでは、AI、PSD、AE、プレミアなどがあります。国際的に有名なソフトであることから、これらのソフトで作られたデータは国境を超えてデータのやり取りがされています。
映像の制作から、印刷物のデザインまで、ビジュアルに関する加工ソフトとして、世界中で使われているのが、アドビ社のソフトです。
主なところでは、
🔹写真を加工する、(PSD)フォトショップ。フォトショップデータ。
🔹動画を編集する、プレミア。
🔹特殊効果動画を作成する、(AE)アフターエフェクツ。
🔹印刷物をデザインする(AI) イラストレーター。
🔹文章、本を構成する、インデザイン。
などがあります。
映像、印刷業界では、イラストレーターのことをAIと言っても通常、相手に通じますが、なぜか正式名称「アドビ・イラストレーター」という呼び方はされていません。短い呼びやすい名前が定着したのかもしれません。AE、PSDなども略語で呼ばれる事が多々あります。
海外へデータを送ったり、海外からデータをもらったりする場合も、相手がこのソフトを持っている前提でデータやり取りがされることが多々あります。
海外からAEなどのデータが来る場合、場合によっては追加効果のプラグインも日本のクリエイターは持っているであろう、という前提でデータが来る事もあります。多くのプラグインは日本でも購入できますが、かなり高額なプラグインもあります。
反対に海外にデータを送る際に注意すべき点もあります。外国の相手は日本語のフォントデータ(文字)を持っていないでしょうから、 AIデータなどを送る場合には文字はアウトライン化して、文字が変化しないように固めてから海外に送ってあげる必要があります。
さて、字幕制作でも、映像に字幕をのせて書き出すときに、プレミアを使ったりしますし、字幕をキレイに加工するときに、フォトショップを使ったりもします。
アドビは、国内外で、映像業界、字幕業界、印刷業界で広く使われています。アドビをインストールするコンピューターとして、ビジュアルに強いとされるMacを好むクリエイターがいたり、コンピューターのスペックにこだわる編集者も多いといえるでしょう。複雑な編集をする際にはコンピューターのスペック、処理能力はかなり重要となります。コンピューターのスペックが低いと、編集途中で画面が頻繁にフリーズしてしまったり、映像を書き出すのに大変な時間がかかったりもします。