●蛇腹カメラとは、よく昔の写真機として映画などに登場する真ん中に蛇腹があるカメラです。昔からあるカメラですが、おあり撮影で被写体の形を工夫できるなど、現代でも高いレベルの撮影をする際に時折使われます。
蛇腹のカメラは今でもプロの商業写真スタジオにて使われています。このカメラは物を撮影するにあたり多くの利点を持っています。前のレンズや後ろのフィルム面に角度をつける事で、低い位置から高い建物を撮影しても建物の柱が真っ直ぐに見えるようにできます。いくら技術が進んでも通常のカメラであれば、下から高い建物を撮影すれば、上に行くほど建物は細くなってしまいます。プロの写真家は前後の板の角度が調整できる蛇腹カメラをあえて使う場合が多々あります。