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いま読みたい翻訳の本(2024年3月・4月刊行)

vShareR CLUBの編集スタッフが、2024年3月・4月に刊行された翻訳・語学・映画関連の書籍のなかから「読みたい!」と思った本をピックアップして紹介します。(毎月第1木曜日公開予定)


AI・機械翻訳と英語学習
教育実践から見えてきた未来

山中司 編
朝日新聞社

価格:2,420円(税込)
ISBN:978-4255013640

必修の英語授業にAI・機械翻訳を正式導入した立命館大学。
日本の大学初のその試みから見えてきたものは何か。

AIテクノロジーは、語学学習の常識を変えていくだろう。
それが、ネイティブ至上主義を覆す可能性すらあるのだ。

各種試験の意味についても再考を促すことになるだろう。
そして何より、英語力を効率的に上げる力を秘めている。

学習・教育のゲームチェンジャーとしてのAI・機械翻訳。
新たな未来を誘うその姿が、今、鮮やかに浮かび上がる!
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


音楽理論と文法理論

畠山雄二 著
開拓社

価格:2,420円(税込)
ISBN:978-4758980364

音楽理論を勉強しながら文法理論を遠巻きに眺めていると、言語のからくりの本質が薄らぼんやりと見えてくる。そして、文法理論を研究しながら音楽理論を至近距離で凝視していると、音楽のからくりの本質がわかってくる。音楽理論と文法理論には、異なっているところがもちろんあるが、それ以上に似ていると思われるところがあちらこちらにある。本書では、この「似ていると思われるところ」をわかりやすく解説する。
(出版社ホームページより)

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翻訳に生きて死んで
日本文学翻訳家の波乱万丈ライフ

クォン・ナミ 著、藤田麗子 訳
平凡社

価格:2,750円(税込)
ISBN:978-4582839586

村上春樹、村上龍、恩田陸作品ほか日本文学の韓国語訳を手がける人気翻訳家がつづる、厳しくも楽しい翻訳人生。読解と翻訳の違い、方言をどう訳すか、翻訳料ウラ話、編集者との関係づくり……翻訳家を目指す人へのアドバイスも満載のエッセイ集!
(出版社ホームページより)

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翻訳とパラテクスト
ユングマン、アイスネル、クンデラ

阿部賢一 著
人文書院

価格:4,950円(税込)
ISBN:978-4409161012

文化資本が異なる言語間の翻訳をめぐる葛藤とは?

小さな言語の翻訳とそれに携わった人たちを描く

19世紀初頭の民族再生運動のなかで、チェコ語の復興をめざし、芸術言語たらしめようとした近代チェコ語の祖ユングマン。ナチスが政権を掌握しようとした時代、多民族と多言語のはざまで共生を目指したユダヤ系翻訳家アイスネル。冷戦下の社会主義時代における亡命作家クンデラ。ボヘミアにおける文芸翻訳の様相を翻訳研究の観点から明らかにする。
(出版社ホームページより)

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翻訳としての文学
流通・受容・領有

松本和也 編
水声社

価格:3,850円(税込)
ISBN:978-4801007987

「書かれた言葉を読む」とはどのような営為なのか。
異なる時代、地域、テーマの交錯点となった言語は、
いかに翻訳、受容され、時の読者にどのように敷衍されていったのか――
日本、フランス、アメリカ、中国など各国の近代文学を手がかりに考察する。
(出版社ホームページより)

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英文精読術
東大名誉教授と名作・モームの『赤毛』を読む

行方昭夫 著
Gakken

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4053058904

「人間の絆」、「月と6ペンス」で有名なモームの短編名作「Red」を学習素材に『英会話不要論』(文藝春秋)の著者、東大名誉教授の行方昭夫先生が英文精読術を伝授します。本書では日本語と英語の違いを深く考えながら読解力を養うために、1つの英文に対し試訳、決定訳、翻訳の3種類の訳文をつけています。また、解説部分では英文解釈に必須の文法事項を網羅し、他の英文を読む場合にも役立つように易しい用例で解説をおこないました。
(出版社ホームページより)

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英文翻訳術
東大名誉教授と名作・モームの『大佐の奥方』を訳す

行方昭夫 著
Gakken

価格:2,200円(税込)
ISBN:978-4053058881

淑女と思っていた妻が初めて書いた詩集がベストセラーに。その内容は人妻の不倫を詩にしたものだった。創作なのか実体験の告白なのか?文学に縁遠くプライドの高い夫の大佐がとった行動は?1冊まるごと訳す楽しみを味わうことができる行方先生初の翻訳指南書。

ご好評をいただいた前作「英文精読術」に翻訳術をプラスして、英語力、日本語力をパワーアップするための行方先生の温かい講義が戻ってきました。

学生時代、英文和訳の授業が面白くなかったのは、辞書を片手に訳していっても、訳した和文の意味がわからなかったからではないでしょうか。また、自分勝手な意訳と、意味を把握した上での意訳の違いを、行方先生が懇切丁寧に解説されていますので、ぜひ、翻訳術の面白さを味わってみてください。

行方先生厳選の英文和訳、翻訳に役立つ「翻訳術暗記用例文・厳選100」も詳細な解説とともに収載。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


英文読解術
東大名誉教授と名作・モームの『物知り博士』で学ぶ

行方昭夫 著
Gakken

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4053058898

横浜に向かう大型客船。私はある男と相部屋になった。「なんでも知っている」と言わんばかりの出しゃばりな男「ケラーダ」。誰もが皮肉を込めて彼を『物知り博士』と呼んだ。しかし彼がとった意外な行動から、私はその人物像を修正せざるを得なくなる―稀代のストーリーテラーであるモームの短編をまるごと使い、行方先生の授業を再現しました。読解力や文法力を試しながら物語も楽しめます。また、行方先生が英語学習のあらゆる悩みに答える「英語よろず相談室」や先生の学習史も収載。初級者から上級者まで、英語を学ぶ奥深さと楽しさをじっくり味わっていただけます。本書でしか読めない、行方昭夫21世紀版翻訳を完全収録!
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


食べて、ふかして、飲みほして
味わいぶかき映画たち

野村正昭 著
東京ニュース通信社

価格:1,870円(税込)
ISBN:978-4065353653

映画で輝く「嗜好品」たち!
年間1,000本以上、年間映画鑑賞数日本一の映画評論家・野村正昭氏が、煙草や酒、チョコレート、紅茶、コーヒー、サングラスまで、映画を輝かせる「嗜好品」たちを切り口に映画を語る!
映画雑学も満載。宮崎祐治さんのイラストも豊富で目にも楽しい一冊。
巻末には俳優・柄本明さんと著者・野村氏の貴重な対談を特別収録。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


韓流映画・ドラマのトリセツ

呉成浩 著
彩流社

価格:2,420円(税込)
ISBN:978-4779129643

韓流映画・ドラマを深く知るための実用書!

2002年『冬のソナタ』が上陸して約20数年。韓流ドラマ・映画視聴環境も大きく変化し、いまや日本のみか世界同時配信の作品も増えている。現在、名のある製作会社・製作陣、監督・脚本家による作品、ベストセラー作家の小説やウェブトゥーン(ウェブ漫画)を原作にした話題作などにおいて、韓国にいればリアルタイムで得られる情報も、日本ではその情報に接するのも限られているため、ドラマ・映画のガイドブックはあるといっても、よほどの作品ではない限り、または情報通でもない限り、作品の背景や制作意図、社会的メッセージなどが、日本にいては、捉えづらい作品が多くなっているとも言え、実際のところ、何をどう観れば良いのか、わかり辛い状況が生まれてしまっている。

本書は、韓流ドラマ・映画の視聴ポイントを断片的ながらでも伝授しようと試みている。著者は日本で生まれ育ち朝鮮学校で学んだ在日コリアン2世である。もう20年以上も原語にて韓国ドラマ・映画に接しており、日々意識的に、韓国語書籍・雑誌、ネット環境を駆使して本国のホームページやニュース・SNSなども辿りながら情報を得て視聴し続けている。著者独自の切り取りにより、作品の時代背景や制作の裏側が分かることで、日本のみなさんが何気なく観る韓流ドラマ・映画が、コリアの社会と歴史を踏まえたものとなり、視聴、鑑賞に深みが増し、より隣国が身近になるのではないか。また、両国のはざまで生きている在日コリアンだからこそわかる、体感としての日本とコリアの違いを把握できることで、韓流ドラマ・映画を、より深く紐解くことが可能になるのではないか。観る前の予備知識として、あるいはご覧になった後に、韓流ドラマ・映画と共に耽読しうる本。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


言語、文化の狭間で
歴史における翻訳

平田雅博・原聖・割田聖史 編
三元社

価格:3,300円(税込)
ISBN:978-4883035878

本書は、「翻訳」を歴史的な事象の中でとらえ直していくことを目的とするものである。
歴史学的に「翻訳」を考えるメリットは、歴史的な知見・研究史に照らして、翻訳を取り巻く長期的諸条件をより俯瞰的に見ていくことを可能にする点にあるといえるだろう。
(出版社ホームページより)

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なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか

伊藤彰彦 著
講談社

価格:1,210円(税込)
ISBN:978-4065356777

狂乱と退廃、新進気鋭の才気があふれ出した時代、製作者たちが名作たちの知られざるエピソードをはじめて語りつくした!

草刈正雄、松田優作、大谷直子や畑中葉子、吉川晃司、高倉健、内田裕也、伊丹十三、森田芳光ら、映画が激しくきらめいていた最後の時代の主役たちの裏側とは。

『復活の日』『ヨコハマBJブルース』『ダブルベッド』『お葬式』『家族ゲーム』『コミック雑誌なんかいらない!』など、80年代の話題作を一手に手掛けた名プロデューサーがいた。
(出版社ホームページより)

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逃げても、逃げてもシェイクスピア
翻訳家・松岡和子の仕事

草生亜紀子 著
新潮社

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4104640027

ソ連に11年抑留された父、女手一つで子供達を守り育てた母。自身の進学、結婚、子育て、介護、そして大切な人達との別れ――人生の経験すべてが、古典の一言一言に血を通わせていった。最初は苦手だったシェイクスピアのこと、蜷川幸雄らとの交流、一語へのこだわりを巡る役者との交感まですべてを明かす宝物のような一冊。
(出版社ホームページより)

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ゴダール/映画誌

山田宏一 著
草思社

価格:3,520円(税込)
ISBN:978-4794227218

2022年91歳で自死した映画監督ジャン=リュック・ゴダールの最も輝いていた1960年代作品『勝手にしやがれ』他15作を徹底解説。さらばわが友ゴダールへの追悼。
(出版社ホームページより)

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翻訳に挑戦!
名作の英語にふれる

河島弘美 著
岩波書店

価格:990円(税込)
ISBN:978-4005009831

heやsheを全部「彼」「彼女」にするとは限らない?この人物は「僕」で話すのか「おれ」なのか?楽しく読める解説と注で作品を知り、英語の原文を理解したら、翻訳のはじめの一歩を体験してみましょう。『若草物語』『トム・ソーヤーの冒険』『グレート・ギャツビー』…英米文学の名作8編の一節、あなたの言葉でどう訳しますか?
(出版社ホームページより)

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韓国映画から見る、激動の韓国近現代史
歴史のダイナミズム、その光と影

崔盛旭 著
書肆侃侃房

価格:2,420円(税込)
ISBN:978-4863856240

植民地支配、南北分断と朝鮮戦争、長きにわたる軍事独裁、そして国民の手で勝ち取った民主化……。「3・1独立運動」「済州島4・3事件」「光州事件」「6月抗争」など激動そのものだった韓国の近現代史とそのなかで形作られてきた「儒教的家父長社会」。近年ますます存在感を高めている「韓国映画」を題材に、そこから透けて見える歴史や社会問題を解説。韓国という国のダイナミズムをより深く、より立体的に理解するための一冊である。

『パラサイト 半地下の家族』『タクシー運転手~約束は海を越えて~』『KCIA 南山の部長たち』『1987、ある闘いの真実』『ベイビー・ブローカー』『ミナリ』『はちどり』『息もできない』『キングメーカー 大統領を作った男』『高地戦』『金子文子と朴烈』『グエムル-漢江の怪物-』『焼肉ドラゴン』『私の少女』……韓国映画44本から激動の歴史を読み解く。
(出版社ホームページより)

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いっしょに翻訳してみない?
日本語と英語の力が両方のびる5日間講義

越前敏弥 著
河出書房新社

価格:1,562円(税込)
ISBN:978-4309617640

中学生と人気翻訳家がO・ヘンリの名作『二十年後』の翻訳に挑戦! どう読む? 訳す? 深く読み、言葉を吟味し、仲間の答えに耳を傾ける、刺激に満ちたレッスン、はじまり、はじまり。
(出版社ホームページより)

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21世紀の中国映画

藤井省三 著
東方書店

価格:2,200円(税込)
ISBN:978-4497224033

映画から現代中国社会を理解する

新聞・雑誌や劇場用パンフレットに寄稿した中国映画評25本を収録。
『天安門、恋人たち』『鵞鳥湖(がちょうこ)の夜』『世界』『帰れない二人』『玲玲の電影日記』『英雄』『春江水暖~しゅんこうすいだん』『無言歌』『鬼が来た!』『小さき麦の花』ほか28作品の紹介を通して同時代中国の社会、歴史、人々が見えてくる。
(出版社ホームページより)

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ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト
女性たちと映画をめぐるガイドブック

降矢聡・吉田夏生 編、グッチーズ・フリースクール 監修
フィルムアート社

価格:2,530円(税込)
ISBN:978-4845923205

この一冊で、映画との毎日がちょっぴり変わる。
映画とともに生きる女性たちと、女性たちとともに生きる映画と。

『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド』を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画!

映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法を、この本と共にみつけよう。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏とさまざまな形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える、あたらしくたのしいガイドブック、お届けします。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)

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