●ブルーレイとは、ご存知の通りHDで映像が楽しめるディスクです。基本的な製造の工程はDVDの流れと同じです。販売する側から見て大きくDVDと違うのはメーカーにはAACSキーが必ず必要なことです。製造の流れはDVD製造の流れと似ていますが、全てにおいて複雑になっていると言えるでしょう。
AACSとは(Advanced Access Content System)の略称で、ブルーレイのコピーガード・システムです。世界の多くの電化製品メーカーや映画会社が協力して作った団体が作り出した規格です。メーカーは申請をして、この有料のキーを取得します。取得するための費用や契約方法についてはAACSのホームページにて見ることができます。ブルーレイはDVDとは異なり、コピーガードを必ず入れる必要があります。また不正にコピーされるのを防ぐ仕様の1つとして、再生機能においてもリージョンコードが設定されています。リージョンフリーという設定もできますが、基本的に3つのエリアに分かれています。
・A地区は、北アメリカ、南アメリカ、日本、東南アジア、朝鮮、韓国、台湾です。
・B地区は、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパ、中近東、アフリカです。
・C地区は、中国、ロシア、中央アジアです。
設定されているリージョンコードと違うと、再生することも出来ないようになっています。
ブルーレイはご存知の通り、メニューを本編を再生しながら出せたり、構造が複雑です。容量もDVDが(片面1層4.7GB、片面2層8.5GB)なのに対して、ブルーレイディスクは(片面1層25GB、片面2層で50GB)と、約5倍です。そのためブルーレイの制作には、それだけの時間が必要となります。