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捨てカット

●捨てカットとは、放送される映像の前後につけている余分な映像のことを言います。テレビ放送の際に予定よりも少しその映像が出るタイミングが前後しても、黒い映像が放送れないように、完パケ映像には余分な映像を入れておきます。それが捨てカットです。仮にほんの少し流れるべきではない映像が出てしまっても放送事故にならないようにする狙いがあります。

アナログ放送の時代は、番組やCMが少しズレて流れてしまう危険性が今よりもありました。今ではテレビの放送中に「しばらくお待ちください」等の表示も見なくなりました。しかし、捨てカットは念のため今でもつけるようになっています。捨てカットは、同じシーンが引き続き無音で流れているようにしておきます。仮に、終わるべきタイムから、0.1秒放送が伸びた場合でも同じシーンがそのまま流れていれば放送事故に見えません。放送では基本的にノンモンが必要となりますので、捨てカットの部分は無音となります。また、番組用の映像を撮影するプロのカメラマンは、編集の際に捨てカットが必要となるのを考慮して、撮影の際に少し長めにカメラを回し続けることもあります。

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