●ドロップアウトとは、ビデオ映像におけるノイズの一種です。ビデオテープ上の傷や再生する際のヘッドの汚れなどによって生じます。ビデオ信号が部分的に欠落した際に発生し、小さな白い点や線のようになって見えます。
古いビデオテープを再生すると、点々や線が画面に出てしまい映像が見えないことがあります。これらはテープのコンディションが悪かったり、再生している機械のヘッドとの相性が悪かったりしてビデオ信号が欠落してしまうためです。それがドロップアウトです。テープや再生機が古くなくても、時折、白い点が見えてしまうことはあります。ほんの小さな要因で一部のビデオ信号が欠落してしまうのです。これら映像にて稀に出現する小さいノイズは、全てを見つけ出して1つ1つ修正していくのには時間がかかります。そのため、近年では自動的にドロップアウトを見つけて修正してくれるソフトやプラグインも開発されていて、精度も高くなっています。