vShareR CLUBの編集スタッフが、2026年7月に刊行された書籍のなかから「翻訳という営みを刺激しそうな本」をピックアップして紹介します。

文法、どこにありますか?
高田祥司 著、日本語検定委員会 編
東京書籍
価格:2,530円(税込)
ISBN:978-4487818495
日本語検定の公式キャラクター「にほごん」は、日本語が大好き。何気ない言語表現に不思議を見つけては、日本語学者の高田先生に尋ねます。
「ねえねえ、高田先生。『布団に寝る』と『布団で寝る』は何が違うの?」
「にほごん、おもしろいことを考えているね!」
本書では、高田先生がにほごんの疑問に寄り添いながら、文法の世界へといざないます。「こういう言い方はするけど、こういう言い方はしないな」などと、感覚を頼りにして楽しめるのがこの書籍の大きな魅力。無意識に従っている規則に気づいたときの快感を、ぜひ味わってください!
各トピックには、にほごんの毎日を描いた漫画や、言葉について考えるネタを集めた「考えてみよう」も収録。読み進めるうちに身の回りの言葉が何だか気になってくる、言葉へのアンテナがぴんと立つ一冊です。
(出版社ホームページより)

新しい国語表記ハンドブック 第十版
三省堂編修所 編
三省堂
価格:1,100円(税込)
ISBN:978-4385211466
日本語の書き表し方の標準ルールを網羅した必携資料集
日本語表記の標準ルールを網羅した実用資料集の改訂版。
新たに、71年ぶりの改定となる「ローマ字のつづり方(令和7年12月内閣告示)」と、
文書作成の公式マニュアルとも称すべき「公用文作成の考え方(令和4年1月文化審議会建議)」を収録。
2色刷。
(出版社ホームページより)

ヒトとAI
岡野原大輔 著
岩波書店
価格:1,034円(税込)
ISBN:978-4004321224
AIと共に生きるなかで、私たちは自己の再定義と社会の再設計を迫られている。AIが知の領域に組み込まれるなかで、仕事や教育のあり方はどのように変化し、経済や文化の枠組みはいかに再編されるのか。そしてヒトという存在の何が変わり、何が変わらないのか。AIが前提となる時代の見取り図を第一人者が提示する。
(出版社ホームページより)

つくることとAI
生成と複製のあいだで
徳井直生 著
ビー・エヌ・エヌ
価格:2,750円(税込)
ISBN:978-4802513555
絵を描くこと、曲を作ること、文章を書くこと。
そのプロセスを楽しむすべての人へ。
Artificial Intelligence(AI)=人工知能、とりわけ昨今急速に普及した「生成AI」を題材に、AIの進化が人間の「つくる」という行為にもたらす光と影を浮き彫りにし、創造性のあるべき未来像について考察した一冊。
生成AIの登場により、私たちの仕事や創作活動は劇的な変化を遂げています。誰もが簡単にそれらしい文章や音楽、絵を生み出せるようになった一方で、その見かけの生産性向上の裏で起きている本質的な変化に目を向けている人は多くありません。
生成AIとは何か。どのような仕組みで発展しているのか。私たちの創造性を拡張する存在なのか、自動化の道具にすぎないのか。本書では、生成AIがもたらす影響を5つの切り口から整理し、経済性の話が支配的なAIをめぐる議論に、創作というレンズを通すことで全く異なる論点を提供します。
筆者自身の実践的なプロジェクトやAIの探求の歴史を紐解きながら、効率化を極めたAIの先にある、人間とAIが共創するオルタナティブな未来を照らし出します。自らの手で「つくる」ことを手放さないために、私たちはAIとどう向き合うべきか。AIの本質を知ることで、創作行為の価値がかつてないほど鮮明に見えてくるはずです。
(出版社ホームページより)

