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いま読みたい翻訳の本(2026年5月・6月刊行)

vShareR CLUBの編集スタッフが、2026年5月・6月に刊行された書籍のなかから「翻訳という営みを刺激しそうな本」をピックアップして紹介します。


翻訳の常識
読解力から翻訳力へ

朱牟田夏雄 著
筑摩書房

価格:1,320円(税込)
ISBN:978-4480513847

翻訳は、「与えられた英文の意味するところを正しく把握理解する作業」と「その理解しえたところをなるべく適確な日本語で言いあらわす仕事」という二つのプロセスから成る。では、真にすぐれた翻訳とはいかなるものか。本書では、達意の訳文で知られる英文学者が、読解から翻訳までの実際の道筋を説く。前半では、第二言語として英語を学習することや英文読解の秘訣について自身の体験も交えつつ大胆に語り、後半では、文学作品を中心とする例文に解説を施す形式で、英文を適切に理解し、それを翻訳する手順を懇切丁寧に論じる。すべての英語学習者が読むべき不朽の翻訳指南書。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


通訳翻訳ジャーナル 2026SUMMER

イカロス出版

価格:1,760円(税込)

【特集1|通訳・翻訳の現場から】
通訳者・翻訳者は、実際にどのような現場で、どのように仕事をしているのでしょうか。
本特集では、プロフェッショナルが活躍するリアルな現場を取材しました。会議通訳や翻訳プロジェクト、制作の舞台裏など、普段は見ることのできない仕事の現場を、臨場感あふれる様子でレポートします。通訳・翻訳という仕事の「リアル」がわかる特集です。

【特集2|世界で売れる日本文学】
これまで出版翻訳の中心は「海外作品を日本語に翻訳する仕事」でした。ところが近年、日本文学が英語や各国の言語に翻訳され、世界で高い評価を受けています。ブッカー賞をはじめとする国際的な文学賞でも、日本文学の存在感はますます高まっています。

本特集では、世界で注目を集める日本文学の翻訳にフォーカス。川上未映子『黄色い家』の英訳を手がけた由尾瞳さん、ローレル・テイラーさん、そして黒柳徹子『続窓際のトットちゃん』(Kodansha USA Publishing)を翻訳した手嶋優紀さんにインタビュー。作品を英語へ翻訳するプロセスや舞台裏を探り、日本文学翻訳の最新動向を解説します。

【特集3|産業翻訳の世界へようこそ】
翻訳で生きていく。その現実的な選択肢として注目されているのが産業翻訳です。
専門分野を身につければ安定して仕事を得ることができ、収入面でも大きな可能性を持つ分野です。
本特集では、産業翻訳の主要分野であるメディカル(医学・薬学)/金融・IR/IT・マーケティングに注目します。

誌上翻訳コンテストのテーマは「金融」です。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


英語史で解く英文法の謎
なぜ「3単現のs」をつけるのか

堀田隆一 著
NHK出版

価格:1,078円(税込)
ISBN:978-4140887622

英語の歴史をたどってみれば、理不尽なルールも腑に落ちる

なぜgoの過去形はwentなのか。なぜ11はelevenなのか。なぜ3単現のsをつけるのか。はじめて英語を学んだ頃に誰もが感じた素朴な疑問こそが、英語の本当の姿を垣間見せてくれる“窓”だった!
英語にまつわる24の疑問を、日本における英語史研究の第一人者が、初学者にもわかりやすいようやさしく、かつ本質を外さぬよう深く解説。「なぜ」を理解することで、単語・文法の解像度が上がる。納得して英語を学びたい人へ。
2021~2022年度NHKテキスト『中高生の基礎英語 in English』連載「歴史で謎解き 英語のソボクな疑問」に大幅加筆修正して書籍化。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


こうやって作家は言葉を紡ぐ

小川哲 著
実業之日本社

価格:2,640円(税込)
ISBN:978-4408651392

直木賞作家・小川哲が贈る、言葉の深淵に触れる一冊!
『言語化するための小説思考』をさらに深めたい読者にとって、まさに待望の内容になっています。

私たちは日々、言葉にできない「モヤモヤ」を抱えて生きています。悲しいけれど、単純な「悲しい」とはどこか違う……そんな正体不明の感情を、なぜ作家は鮮やかに言い当て、一つの感動的な物語へとつなげることができるのでしょうか。
その秘密は、決して魔法のようなセンスや才能だけではありません 。本書の著者である小川哲は、それが「頭の中の組み立て方」にあると説きます。小川哲が、14人のトッププロたちからその「手の内」を徹底的に聞き出し、私たちが日常生活やビジネスの場で今日から活用できる技術として体系化しました。

一般的な文章術の本が「正しい日本語」や「きれいな文章の書き方」を教えるのに対し、本書の焦点は「書く前の頭の動かし方」にあります。
・「あの感情」の正体を知る:名もなき感情に言葉を与えるプロセスを公開。
・日常を設計する:バラバラな出来事を「意味のある物語」へと変える設計図の書き方を伝授。
・多様な方法論:14通りの異なるアプローチから、自分に合った方法が見つかる。

超豪華な対談ラインナップ
PART1 何を書きたいのかは、こう見つける
中村文則、万城目学、飛浩隆、大森望

PART2 だれの目で見るかで、物語は変わる
高瀬隼子、尾崎世界観

PART3 バラバラの出来事を、物語に変える
葉真中顕、京極夏彦、呉勝浩、今村昌弘、佐藤究

PART4 伝わる文章は、こう書く
町屋良平、魚豊

この本を特におすすめしたい方
・自分の気持ちを言語化したい方:
心の中のもどかしさを言葉に変えたいビジネスマンや学生。
・発信に悩むクリエイター:SNSやnoteで、ネタがまとまらずに悩んでいる方。
・物語の裏側に興味がある方:プロがどう世界を観察し、設計しているのかを知りたい方。

500ページ超えという圧倒的なボリュームで語られるプロの知恵。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


日本語学 2026年 6月号

明治書院

価格:3,410円(税込)

【特集】「イディオムとコロケーションと構文とその周辺」

「イディオムとコロケーションと構文とその周辺」と題する本特集をお届けする。言語表現の中でも、複数の語が結びついて固定的・半固定的なまとまりを形成する現象は、語彙論と文法論の境界に位置し、長らく言語研究の重要な課題であり続けてきた。イディオム、コロケーション、構文、複合辞、慣用句、ことわざといった言語表現の単位は、それぞれ独自の研究の伝統を持ちながらも、互いに連続的・重層的な関係を結んでおり、その全体像を捉えるには多角的な視点が不可欠である。また、近年では、大規模コーパスの整備と計算言語学的手法の発展により、これらの単位の分布的特性や合成性の度合いを定量的に分析することも可能となり、研究は新たな段階を迎えている。また、構文文法をはじめとする理論的枠組みの深化、認知言語学的アプローチの展開、第二言語習得や辞書学への応用など、関連領域も急速に広がりつつある。本特集には、これらの主題に関わる最新の論文を収録した。古典語から現代語まで、また理論研究から応用研究まで、多様な切り口からの寄稿が揃っており、本領域の現在地と今後の展望を示すものである。

【特集】「造語の基盤」

社会の変化の目まぐるしい現代、新語が求められる機会も増えている。造語の基盤には、日本語に歴史的に備わってきた、語種により異なる形態上・意味上の性質、語を安定させる音韻規則、表現にまとまりを持たせる文法性など、言語構造上の類型が存在していよう。専門分野の中で訳されたり命名されたりして造られたものが一般に広まる語もあれば、日常のコミュニケーションにおける表現の工夫の中で生まれる語もある。
中川論文は、現代日本語の造語とその周辺を社会的な背景とともに鋭く観察し、豊富な事例を挙げながら、多面的に論評を加えている。泉論文は、語の内部に文相当の要素が取り込まれている「文包摂名詞」という逸脱的な造語が、日常会話で活発に行われている実態を、それが好まれる理由とともに洞察している。陳論文は、近代以降の日本語で最も重要な役割を果たしてきた、漢字・漢語による新造語について、蓄積の厚い先行研究を踏まえて注目点を整理した上で、今後の研究課題を明示している。
(出版社ホームページより)

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もう怖いのは締め切りだけ
ある翻訳家の取り憑かれた日常

村井理子 著
大和書房

価格:2,200円(税込)
ISBN:978-4479394792

琵琶湖のほとりで、今日も一人で修羅場です。
仕事、家事、育児、介護と大忙しの日々の中での気づきが綴られている1年間の日記。日常のふとした瞬間に思い出して元気づけられる本です。
おまけ「TOKYO BLUE 旅人が愛する東京」では著者がここ数年ウォッチしている、日本を訪れる主にZ世代の若者の動向について記している。
(出版社ホームページより)

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社会言語学とはなにか
社会史のなかの言語

小山亘 編著、浅井優一 編
三元社

価格:10,450円(税込)
ISBN:978-4883036288

ことばと社会は、どのように結びつき、互いを形づくるのか。社会学、人類学、言語学・コミュニケーション学、宗教学・文化学、社会心理学、教育社会学、ジェンダー研究・子ども研究など、ことばをめぐる全ての学知を横断的に接合し、アラブ・イスラーム圏とユダヤ世界、欧州と南北アメリカ、南アフリカや南太平洋を含む、世界各地に見られることばと社会の多様な関係を体系的に探究・提示する。言語人類学の泰斗による記念碑的著作。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


その言葉の本当の思惑を見抜く
言語学

尾谷昌則 著
サンマーク出版

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4763143075

相手があえて
言語化していないことを読み解く
会話の科学書

●なぜ、あの人との会話は嚙み合わないのか?
●なぜ、赤ちゃんの体重は「約4キロ」ではなく
「3758グラム」と正確に伝えるのか?
●なぜ、「来る?」より「来ない?」と
誘われた方が嬉しいのか?
●なぜ、相談しただけなのに
「解決策」を出されると、モヤッとするのか?
●なぜ、たいていの「今度飲みに行こう」は
実現しないのか?
●なぜ、「いいね!」は気軽に押せるのに、
「コメント」は躊躇するのか?

「あの人の一言にモヤッとした」
「グイグイくる人が苦手……」
「言葉の真意がわからず、返答に困った」

日頃の会話やLINEで、
こんな違和感を覚えたことはありませんか?

実は、何気なく口にしている言葉の裏にも、
言葉にされていない思惑が、いくつも潜んでいます。

「えーっと……(思惑:まだ私に話させて)」
「ちょっと難しいです(思惑:断りたい)」
「今日も暑いね(思惑:あなたと話したい)」

このように日常会話では、
必要な情報がすべて
言葉になっているわけではありません。

私たちは気づかないうちに推論を行いながら、
言葉にされなかった部分を補って、
会話を成り立たせているのです。

他人の心は読めません。
でも、言葉の裏は読めます。

なぜ、あの人はあんな言い方をしてきたのか。
どうしてあの人とは、いつも話が嚙み合わないのか。

そんなモヤモヤは、
言葉の裏に潜む思惑を
見抜くことができれば、解消します。

本書は、そのための「会話の科学書」です。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


トンデモ学説をぶった斬ったら比較言語学の入門書になった件
激論十番勝負

大山祐亮 著
晶文社

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4794980557

<言語学習の鬼才>、無双する。

「その学説、論破させていただきます」
人文系最難関学問の一つ、比較言語学。「終わりゆく学問」の荒涼を、丹念な解説[ガイド]と柔軟な発想[アイディア]で紹介。

・『古事記』を別の言語で読み解くと本当の意味がわかる?
・日本語のルーツは●●語だ?
・すべての言語の源流にある言語は○○だ?

などなど、「トンデモ言語学説」及びさまざまな「トンデモ学説」の根底に流れる問題を一刀両断。「こうだったらよいのにな」という妄想・妄言をひとつずつ丁寧に潰していく真の啓蒙書。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


文字の窓 ことばの景色

尾山慎 著
花鳥社

価格:2,970円(税込)
ISBN:978-4868030362

世界はことばでできている

言語学者で僧侶でもある著者が、独自の視点で綴った日本語にまつわるコラム集。
方言、ローマ字、濁音から、釈迦のことばや漫画のセリフ、ドラゴンクエストの副題まで縦横無尽に語る!
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


〈通訳〉たちの幕末維新(増補新版)

木村直樹 著
吉川弘文館

価格:2,200円(税込)
ISBN:978-4642084956

江戸幕府の直轄都市長崎で、通訳・翻訳を中心に貿易業務全般に関わった職能集団「オランダ通詞(つうじ)」。彼らは幕末の動乱に向き合い、蝦夷地や江戸など全国に散って行った。欧米諸国の来航と交渉、英語などの新しい言語への対応から維新後に辿った道まで、変動する時代を語学力で生き抜いた姿を追う。通詞の勤務や世襲、親族の職業にも触れた増補新版。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)

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