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いま読みたい翻訳の本(2023年8月刊行)

vShareR CLUBの編集スタッフが、2023年8月に刊行された翻訳・語学・映画関連の書籍のなかから「読みたい!」と思った本をピックアップして紹介します。(毎月第1木曜日公開予定)


近代アジアの文学と翻訳
西洋受容・植民地・日本

波潟剛・西槇偉・林信蔵・藤原まみ 編
勉誠出版

価格:3,300円(税込)
ISBN:978-4-585-32532-1

翻訳を通して連鎖する「知」
アジアの近代は、文学・文化が大きく変容を遂げた時代であった。
その地殻変動に「翻訳」の果たした役割は大きい。
日本近代文学は西欧やロシア文学からどのような影響を受けたのか。
中国の新文学は西欧や日本からどのような刺激を受けて誕生したのか。
日本の旧植民地、東南アジアの国々は西欧や日本とどう関わり、近代を創出したのか。
夏目漱石、永井荷風、川端康成、魯迅、周作人、ロシハン・アンワル、ハンス・バグエ・ヤシンら作家たちの翻訳を通して、日本や中国、韓国、台湾、旧満洲、インドネシア諸地域の近代を読み解く。
原典と翻訳との相違や、翻訳の役割・意義を明らかにするとともに、時代のコンテクストや政治的な思惑、ナショナリズムの相互刺激、西洋に対するまなざしの差異、ジェンダー、植民地と宗主国との関係といった諸問題も浮かび上がらせる。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


翻訳者による海外文学ブックガイド2
BOOKMARK

金原瑞人・三辺律子 編
CCCメディアハウス

価格:1,760円(税込)
ISBN:978-4-484-22241-7

やっぱり翻訳モノはおもしろい。
読めば読むほど、もっと読みたくなる。

19年10月に刊行した『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』(1~12号収録)の第2弾、完結編。
13号(18年12月)~20号(23年2月)に、「緊急特集 戦争を考える」を加えた全9号が1冊の本になりました。
フィクションやとんでもなく厚い本、短篇、詩等のほか、「戦争を考える本」も紹介。
江國香織さん、多和田葉子さん、東山彰良さん、ブレイディみかこさん、町田康さん、森絵都さんなど、総勢31人の作家の方々によるエッセイも収録した贅沢な翻訳本案内です。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


通訳翻訳ジャーナル 2023年秋号

イカロス出版

価格:1,540円(税込)

通訳と翻訳と通訳ガイドに関する情報を扱う、国内唯一の定期媒体。
第1特集は「AIと通訳・翻訳」。米OpenAI社の「ChatGPT」をはじめ、近年驚異的なスピードで開発・改良が進んでいるAI(人工知能)。AIによって通訳・翻訳の仕事はどのように変化していくのか? 機械翻訳・自動通訳はどこまで進化するのか? 専門家や通訳・翻訳エージェントなどに話を伺い、AIが通訳・翻訳業界にどのような影響をもたらすのか、現状と今後の見通しを解説。いま話題の生成AIの知っておきたい基礎知識や、仕事に生かすヒントも紹介する。
第2特集は「大学で通訳・翻訳を学ぶ」。通訳・翻訳を専門的に学べるコースや学科を設けている大学は全国に複数あり、そういった大学への進学も、通訳者・翻訳者をめざす道の1つ。実際にどのようなことが学べるのか、専門コースのある大学のカリキュラムや授業内容、授業の様子をレポートする。通訳・翻訳の専門コースがある大学の案内も掲載。
第3特集は「インボイス&フリーランス新法を知る」。フリーランス通訳者・翻訳者が必ず知っておきたい税制&法律について解説! いよいよ10月から施行されるインボイス制度について、いま一度押さえておきたいポイントを税理士が伝える。また、今年4月に成立した、フリーランスの取引適正化・就業環境の整備を目的とした「フリーランス新法案」の内容も紹介する。
翻訳コンテストは「19世紀アメリカ文学編」を開催!
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


映画で学ぶジャーナリズム
社会を支える報道のしくみ

別府三奈子・飯田裕美子・水野剛也 編
勁草書房

価格:2,530円(税込)
ISBN:978-4-326-60363-3

民主主義に不可欠といわれるジャーナリズム。だがその役割は見えづらい。そこで本書は報道記者の仕事が描かれた有名な映画を糸口として、報道職が果たしている機能や意義を多角的に検討していく。より良い社会にするために、送り手は、受け手は、どうしたら良いのか。読者とともに、ジャーナリズムのこれからについて考える一冊。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)

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