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いま読みたい翻訳の本(2023年5月刊行)

vShareR CLUBの編集スタッフが、2023年5月に刊行された翻訳・語学・映画関連の書籍のなかから「読みたい!」と思った本をピックアップして紹介します。(毎月上旬公開予定)


犬は「びよ」と鳴いていた
日本語は擬音語・擬態語が面白い

山口仲美 著
光文社

価格:1,056円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-334-77070-9

「私が一番最初にひっかかったのは、平安時代の『大鏡』に出てくる犬の声です。「ひよ」って書いてある。頭注にも、「犬の声か」と記してあるだけなんです。私たちは、犬の声は「わん」だとばかり思っていますから、「ひよ」と書かれていても、にわかには信じられない。(中略)これが、私が擬音語・擬態語に興味をもったきっかけでした。」(本文より)日本語の「名脇役」の歴史と謎に研究の第一人者が迫る。ロングセラーが待望の文庫化
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


ワークブック
方言で考える日本語学

松丸真大、白岩広行、原田走一郎、平塚雄亮 著
くろしお出版

価格:1,650円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-87424-934-5

我々は、自分が考えているよりも日本語のことをよくわかっていない。日本語のしくみを、方言研究の視点を生かして日本語のしくみを基礎から考え、しくみを解き明かすために試行錯誤するための本。日本語の謎を解き明かす。
(出版社ホームページより)

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格上の日本語力
言いたいことが一度で伝わる論理力

齋藤孝 著
中央公論新社

価格:990円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-12-150795-2

「言いたいことを上手く伝えられない」「相手に誤解されてしまう」といった悩みを抱えるあなたも、日本語の構造や特徴さえ押さえれば、話の筋はクリアに、「頭がよく」見えるようになる! 「文章を短く区切って、大事なことから」「事実と非事実を分ける」「『論理的相槌』を打つ」等々の齋藤式メソッドを身につければ、真意が十分に伝わり、人間関係や仕事がスムーズになる。『言いたいことが一度で伝わる論理的日本語』を増補した決定版。
(出版社ホームページより)

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ヴァーチャル日本語 役割語の謎

金水敏 著
岩波書店

価格:1,386円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:9784006004668

「そうじゃ、わしが博士じゃ」という博士や「ごめん遊ばせ、よろしくってよ」としゃべるお嬢様。現実には存在しなくても、いかにもそれらしく感じてしまう言葉づかい、これを役割語と名づけよう。誰がいつ作ったのか、なぜみんなが知っているのか。そもそも一体何のために、こんな日本語があるのだろう?
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


通訳翻訳ジャーナル 2023年夏号

イカロス出版

価格:1,430円(税込)
出版年月:2023年5月

通訳と翻訳と通訳ガイドに関する情報を扱う、国内唯一の定期媒体。

第1特集は「働き方を考える フリーランスと社内通訳・翻訳者」
通訳者・翻訳者=フリーランス、と思われがちだが、働き方はそれだけではない。組織に属して、社内通訳・翻訳として働く道もある。社内通訳者・翻訳者としての働くことの魅力、その後のキャリア形成、メリット、デメリットなどを、実際に社内通訳者・翻訳者として働く方の実体験、通訳・翻訳エージェントからリアルな声を聞いて徹底紹介。

第2特集は連続企画「通訳者・翻訳者がサステナブルに働くために」
通訳者・翻訳者が心身の健康を保ち、「サステナブルに働く」ことをテーマにした連続企画。
後編の第2回では「フィジカル編」として通訳者・翻訳者が悩みがちな体の不調を予防するストレッチや、運動不足を解消するためのヒントを伝える。また、通訳者・翻訳者が愛用する おすすめの健康グッズも多数紹介!

第3特集は「ニッチなジャンルや希少言語も新たな動画配信サービス」。コロナ禍以降、動画配信サービスの人気は一層高まっているが、メジャーな大手サービス以外にも、独自路線の動画配信を手がけているサービスもある。そういった配信の裏側、翻訳事情を取材。

誌上翻訳コンテストは、当誌のコンテストでは初のテーマ「ファンタジー編」を開催! 
(出版社ホームページより)

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言語の本質
ことばはどう生まれ、進化したか

今井むつみ、秋田喜美 著
中央公論新社

価格:1,056円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-12-102756-6

日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは?ヒトとAIや動物の違いは? 言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。
(出版社ホームページより)

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女ことばってなんなのかしら?
「性別の美学」の日本語

平野卿子 著
河出書房新社

価格:946円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-309-63162-2

日本語の「女ことば」。それは日本人に根付く「性別の美学」の申し子である。翻訳家としてドイツ語・英語に長年接してきた著者が、女ことばの歴史や役割を考察し、性差の呪縛を解き放つ。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


ユリイカ2023年6月号 特集=A24とアメリカ映画の現在
―『ムーンライト』『ミッドサマー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』、そして『aftersun/アフターサン』へ―
青土社

価格:1,760円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-7917-0432-3

ヴェールに覆われた眼差しが見つめる「ヴィジョン」
およそ10年前に設立されて以来、独自の存在感を放ち続けているA24。作品の「ヴィジョン」の精査に基づくキュレーション、ソーシャルメディアを活用した独創的なマーケティング、そしてそれらを「A24」らしさとして印象づけるブランディングは、いまやZ世代をはじめとする広範な層にリーチし、個々の作品の枠組みを越えたファンダムを形成しているように見える。第95回アカデミー賞で11部門にノミネートされ、作品賞・監督賞をはじめとする7部門を受賞したことにより大きな注目を集めた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2023年)をはじめ、多くの作品を送り出してきた A24が見据える「ヴィジョン」は文字通り幻であるのか、あるいは「アメリカ映画」の未来を開拓する賭けとなり得るのか、今こそ見極めたい。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?

成川彩 著
筑摩書房

価格:1,760円(税込)
出版年月:2023年5月
ISBN:978-4-480-87413-9

映画・ドラマから知る、韓国の食や、フェミニズム等社会状況、そして現代史まで。韓国在住映画ライターが案内。作品の見方が変わる。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)

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