国立国語研究所の石黒圭さんと董芸さんが、日本語研究の知見を字幕翻訳に応用し、対話形式で日本語の特性を解説します。「主語の省略」「否定表現」「断片表現」「語彙選択」「語用論」の全5回シリーズです。
【講師プロフィール】
・石黒 圭(いしぐろ・けい)
国立国語研究所 日本語教育研究領域 代表・教授/国立国語研究所 研究情報発信センター長/一橋大学大学院 言語社会研究科 連携教授
一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論。著書に『段落論 日本語の「わかりやすさ」の決め手』『語彙力を鍛える量と質を高めるトレーニング』『日本語は「空気」が決める 社会言語学入門』(以上、光文社)、『大人のための言い換え力』(NHK出版)、『形容詞を使わない 大人の文章表現力』(日本実業出版社)、『文章予測 読解力の鍛え方』(KADOKAWA)、『「接続詞」の技術』(実務教育出版)、『うまい!と言わせる文章の裏ワザ』(河出書房新社)、『日本語てにをはルール』(中経出版)、『よくわかる文章表現の技術』I~V(明治書院)など多数。
・董 芸(とう・げい)
国立国語研究所 プロジェクト非常勤研究員/一橋大学 経営管理研究科 非常勤講師/女子栄養大学 非常勤講師
一橋大学言語社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は文章論と日本語教育。日本語以外に英語や中国語を操り、複数の言語を用いた教育経験がある。対照言語学の観点から日本語を分析する経験が豊富。
◆ 国立国語研究所
主語の省略
日本語の特性である「主語を省略しても意味がわかる」を生かした字幕作りを解説します。
否定表現
肯定と否定を逆にすると翻訳がうまくいく場合があります。具体例を見ていきます。
断片表現
日本語は、「お名前は何ですか?」を「お名前は?」のように断片的な表現にしても会話は成り立ちます。字幕翻訳にどのように生かせるでしょうか。
語彙選択
類語を使うコツとは? 言葉選びのちからを高めましょう。
語用論
言葉は文字通りの意味だけを伝えるわけではありません。言葉の意味は文脈によって変わります。文脈ごとにより明確に伝わる表現を考えてみましょう。
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