●ディゾルブとは、編集にてシーンとシーンをつなげる際に、そのまま次のシーンにカットで切り替わるのではなく、段々と映像がオーバーラップしていく効果を言います。昔はオーバーラップを略して「OL」オーエルと呼ばれていました。しかしOLという言い方はアメリカでは使われておらず、日本でも今ではアメリカの映像業界用語に合わせてディゾルブと言う事が多くなっています。
アドビなどのアメリカの編集ソフトが、近年、世界中どこでも使われるようになりました。そのため、アメリカで使われる映像用語が日本でも多く使われるようになっています。ディゾルブも、その一つです。かつては日本人が独自に生み出した業界用語、オーバーラップ、OLがよく使われていました。
日本でカタカナで使われる業界用語で、アメリカとは異なる言葉があります。下記はそのいくつかです。
◉「ノイズがある」というと、以前の日本では音に雑音が入っている意味でしたが、アメリカや最近の日本では映像の小さな乱れも「ノイズ」と呼びます。
◉Directorを「ディレクター」(演出)と日本語で呼びますが、英語ではダイレクターになります。Direct、つまりダイレクト・メールと同じ発音となります。
◉映画撮影時の監督の掛け声「よーい、スタート!!」 アメリカではご存知の通り「アクション!!」です。
◉混乱したシーン cheos を日本では「カオス」と言いますが、アメリカでは「ケオス」とケに近い発音をします。cheですのでケミカルと同じ発音です。
◉receipt(領収書)レシートは、アメリカでは「リシート」と、リに近い発音となります。re ですので、リターンと同じ発音です。