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「字幕翻訳 受注から納品まで with SST」 #8

[ご注意]
・この記事は自動文字起こしを元に作成しているため、一部に誤りや話者の特定ミスが含まれる可能性があります。
・本動画シリーズは2023年6月~12月にかけて公開されたものです。ソフトウェアの仕様や業界の状況に関する情報が現在とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

【SST時短術】翻訳を10倍速くする!プロが使う便利機能&ショートカットキー設定を大公開

字幕翻訳の品質とスピードは、翻訳者のスキルだけでなく、使用するツールをいかに使いこなすかに大きく左右されます。特に業界標準のSSTには、知っているだけで作業効率を劇的に向上させる便利な機能が数多く搭載されています。

このシリーズ「字幕翻訳 受注から納品まで with SST」の第8回では、これまでの翻訳作業の流れを踏まえつつ、プロが日常的に活用しているSSTの隠れた便利機能と、それを最大限に活かすためのショートカットキー設定術を深掘りします。

文字数オーバーや字幕間のルール違反をリアルタイムで知らせてくれるエラー表示の活用法から、使用頻度の高いイタリック縦字幕への切り替えを瞬時に行うショートカットカスタマイズ、さらにはルビダーシといった特殊な字幕表現の作り方まで、より高度で実践的なテクニックを満載してお届けします。この記事を読めば、あなたの翻訳作業はさらに速く、正確になるはずです。

目次

今回のテーマ:翻訳作業を加速させるSSTの便利機能

みなさんこんにちは。「字幕翻訳 受注から納品まで with SST」、本日も翻訳者の吉野さん、そして字幕ディレクターの梶尾さんにお越しいただいています。今回は追加でもう少し、翻訳を進める際に役立つ技術的な点、エラー表示やショートカットなどについても解説いただければと思います。

ミスを自動で発見!エラー表示とその見方

SSTの画面上にどういう情報が出てるかを見ていくと、まず表示尺、1枚目の字幕だったら2秒、今選択しているやつだと2秒20フレームと出ています。入力されている文字数が右側の方に10文字と出ているので、この画面からはそういう状況が確認できるんですけど、入力した文字数が「1秒4文字」のルールに収まっているのかどうか、目視で確認したいときがあります。

今、この画面の下の方で、ビックリマークがついている字幕がありますね。

「過剰」と赤いのが出ていますね。これだと本来は1秒14フレームだから6文字ぐらいですかね。だから超過という形になっている。

次の字幕もエラーが出ていますね。1.3文字オーバーなんですけど、これは地名ですね。「イーストサイド」という場所の名前が入っているので、カタカナが多い場合はどうしても文字数をオーバーしがちです。自分の中の基準として、カタカナの時は多少オーバーしてもしょうがないかなというのはあります。

逆にカタカナが長いのが入っていて文字数ぴったりで作ると、なんだか短く感じちゃうんですよ。すぐ読み切れてしまうので。

そうなんです。尺が余ってるな、という感覚になることもあるので、そういう時は2、3文字オーバーしたぐらいがちょうどいいこともあったりします。必ずしもぴったりに、とは考えないですけどね。

さっき「設定」の「ユーザー設定」のところで「1秒4文字」と設定しましたよね。ここを4文字にしたから、今ここがそれで計算されて出てくるようになっているんですね。

なのでここが間違っていると正しい数字が出てこなくなってしまうので、ここは4文字にしておいた方がいいと思います。

制作会社も重視する「1行の文字数」制限

1行13文字と11文字の方(横字幕と縦字幕の文字数制限)なんですけど、ここもオーバーするとSSTが教えてくれるんですね。

1行の文字数はここに書いてあります。今、上の段が4文字、下の段が12文字ですよ、と。
(文字を打ち足して、わざと文字数オーバーさせる)

オーバーしましたね。長いです。ここが赤くなって「オーバーしてますよ」と教えてくれます。13文字になるとこういうふうに赤くならないようにしながら作っていくのがいいと思います。

実際、制作からするとリーディングスピード(1秒4文字)というところはそこまで細かく追いかけないというか、もちろん読める・読めないというところはあるので、それで直すことはあるんですけど、どちらかというとこの1行の制限文字数の方が結構見ることが多いかなと。

会社さんによっては本当にそこをオーバーしないでくれ、というオーダーがあるので。

なるべくというか、そこに沿ってやってもらえるといいかなと。どうしても超過してしまうとか何かある場合は、色々な方法を考えてもらえると助かります。

縦字幕とイタリックをショートカットで使いこなす

縦字幕もやってみますか。今全部横字幕で作っているんですけど、例えば冒頭の部分で、ドラマとかだとよくオープニングクレジットが入っていますよね。そういう時は全部、縦字幕で右端に出すことが多いので、その設定をやってみます。
縦にする場合は、最初から縦字幕に設定して翻訳してもいいんですけど、横で作ってから縦にすることもできます。ただ、縦字幕と横字幕で文字数が違うので、できれば縦に設定した状態で翻訳した方がいいかなと思います。改行位置とかも変わってきたりするので。
変えるときは色々やり方はあるんですが、一番やりやすいのはこのアイコンですね。(ツールバーの「表示位置・行配置」アイコンをクリック)

ショートカットでやってもいいんですけどね。

開くと「表示位置・行配置」が出てくるので、「縦右」を選択すると自動的に行配置が「行頭」になります。大抵、縦字幕は行頭ですよね。

この中で言っても、横下、横上、縦左、縦右が表示位置としては使います。日本語字幕だと横上はほぼないと思いますけど。

(適用を押すと)右にこんな感じで行きます。これも先ほどと一緒で文字数がオーバーすると、11文字ではまだ白いままなんですけど、12文字になると赤くなるので、仕様書通り赤くならないように字幕を作っていく必要があります。
オープニングクレジットがある場合は、何十枚も縦字幕が続くことがあるので、一個一個こうやっていると面倒くさい。それをまとめてやるときには、私はこうやって、対象の字幕をShiftキーで複数選択して、右クリックから「フォーマット情報」を選びます。

なぜかこれ、上のアイコンだと一括でできないんですよね。

そう、一枚に対してしかこのアイコンは使えないんですよ。フォーマット情報の中の「表示位置・行配置」タブで「縦右」「行頭」を選んでOKを押すと、選択した範囲が全部縦字幕になります。
あと、イタリックにするとき、私はここで選択して、このボタン(ツールバーのイタリックボタン)でやることが多いんですけど、まとめてやりたいときはやっぱり同じようにフォーマット情報からですね。

イタリックは結構、物によっては多いこともあるので、いちいちここを押すのが面倒という場合は、ショートカットを設定してやるのが早いかなと思います。

字幕間のエラー表示とテンプレート(SDB)支給の注意点

知っていると差がつく!ショートカットキー設定のすすめ

意外と使われていない?ルビ機能のリアルな使い方

ダーシ(—)の正しい使い方と設定方法

まとめ:SSTを使いこなし、翻訳の効率と質を最大限に高めよう

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