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「字幕翻訳 受注から納品まで with SST」 #4

[ご注意]
・この記事は自動文字起こしを元に作成しているため、一部に誤りや話者の特定ミスが含まれる可能性があります。
・本動画シリーズは2023年6月~12月にかけて公開されたものです。ソフトウェアの仕様や業界の状況に関する情報が現在とは異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。

字幕翻訳の地図「ガイドライン」徹底解説!文字数からスポッティングルールまでプロが教える重要ポイント

これまで映像翻訳の仕事における「動画ファイル」「スクリプト」の確認方法を解説してきました。素材確認の最終ステップにして、翻訳品質の根幹をなすのが、クライアントから支給される「ガイドライン仕様書)」の読解です。

このシリーズ「字幕翻訳 受注から納品まで with SST」の第4回では、特別編として、制作会社、翻訳者、字幕ディレクターのプロ3名が、実際のガイドラインのサンプルを見ながら、翻訳者が作業前に必ず押さえるべき重要項目を徹底解説します。1行あたりの文字数や行数といった基本的な字幕ルールから、スポッティングにおけるイン点・アウト点の細かな指定、さらには近年ますます多様化するクライアント独自のスタイルガイドまで、プロの現場で求められる基準が凝縮されています。この記事を読めば、翻訳の正確性と効率を飛躍的に高めるガイドラインの読み解き方が身につきます。

目次

最終確認!翻訳の設計図「ガイドライン(仕様書)」

今回は、依頼が来た後の素材確認の特別編として、配信などが増えてきている時代におけるクライアントからのガイドライン、仕様の重要ポイントを解説いたします。翻訳を依頼した作品は短編映画の『GAME』です。我々の立場が異なる3人が画面共有しながら今回進めていきたいと思います。

初めて担当するクライアントさんの場合には、仕様書というのも一緒にいただく場合が多いです。何が書いてあるのかというと、1行の字幕の文字数とか、イン点の取り方。音の頭から何フレ前で取るような仕様なのかということと、あと字幕間の最低フレーム数。

制作会社さんにもよるんですけど、基本的には仕様書というのがあって、作品をお願いする時にはお渡しすることが多いです。それを実際に見て、どういうふうに注意しなきゃいけない点みたいなところも見ていければという感じですね。

【実践解説】ガイドラインの重要項目を読み解く

画面調整のところとかは制作的な内容になるので、字幕翻訳者として見るところといえば、やはり字幕位置・表示。横下中央揃えで行頭揃え、ですね。

あとはテロップ位置の指示ですね。テロップ訳の入れ方であったりとか、セリフと同じタイミングだった時にどのように振り分けるのかという指示がある場合もあります。

編集部

ガイドラインにおける「テロップ」とは、画面に焼き付けで表示される文字情報全般を指します。地名や役職名、状況を説明する「For Sale(売物件)」のような看板の文字などがこれにあたります。セリフとテロップが重なる場合の表示ルールは、クライアントによって細かく指定されているため、特に注意が必要です。

配信とかだと、基本的に日本語字幕って通常はAトラック・Bトラックで使うんですけど、それこそYouTubeとかだと同時出しができないから1トラックだけで作ってね、みたいなことも稀にあったりするので、そういった時とかは仕様書に「同時出ししないでください」とか「1トラックだけで完結してください」みたいな指示があったりするかもしれないので、ここも作業前には確認しておく必要があるかなと思います。

文字数と行数:字幕の基本ルール

横一行に何文字まで入るのか。この場合は、基本的には全角のことが多いんですけど、全角で13文字で2行まで。

やっぱりドキュメンタリーとか、作品のジャンルによってはかなり13文字だと厳しいっていうのがあったりするので、展開する媒体さんによっては、もうちょっと許容してる制作会社さんもあるとは思うので、そこは相談してもいいのかなと思いますけど、何も言わずして14文字で作ってきたら「おいおい」みたいな感じになっちゃう。

その辺は聞いてもいいものなんですかね?仕様書でこう書いてあっても、「本当は何文字までいけるんでしょう?」って。

言っちゃうかもしれないですね。「仕様書13文字になってるんですけど、今回はこういう用途なんで、例えばドキュメンタリーだし収まらないと思うので15文字か16文字いってもいいですよ」みたいなのは、僕も言っちゃうかもしれないですけど。仕様書って結局一般的な仕様書でしかないので。

あと、縦字幕は文字数が少なくて、11文字か12文字のところが多いんですけれども、この仕様書によると11文字。あと3行までいけることも多いんですが、最近配信だと2行までっていうところが多いですかね

放送とかだと3行ぐらいまでいいですよとかあったりはするんですけど。

ここは翻訳し始めてから後で気づいて変更したりすると、非常に修正に時間がかかるし大変なところなので、必ず始める前に確認しておいた方がいいと思います。

字幕の位置:セリフとテロップの表示ルール

時間のルール:最短・最長表示と字幕間

スポッティングのルール:イン点とアウト点の作り方

翻訳の前に必ず確認すべきこと

まとめ:ガイドラインは品質を担保する共通言語

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