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いま読みたい翻訳の本(2025年4月刊行)

vShareR CLUBの編集スタッフが、2025年4月に刊行された「映像翻訳者を刺激しそうな書籍」のなかから「読みたい!」と思った本をピックアップして紹介します。


翻訳する私

ジュンパ・ラヒリ 著 、小川高義 訳
新潮社

価格:2,145円(税込)
ISBN:978-4105901998

ベンガル人の両親のもとロンドンで生まれ、アメリカで育った著者は、幼い頃から自らや家族のことを、頭のなかで常にベンガル語から英語に「翻訳」してきた。大人になってから習得したイタリア語に見出した救い、母の看取りなど、自身の半生をひもときながら綴られる、小説を書くことを鼓舞してくれる「翻訳」について考えたこと。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


ギンガムチェックと塩漬けライム
翻訳家が読み解く海外文学の名作

鴻巣友季子 著
NHK出版

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4140819876

小説の読み解き方がわかる。知ってるつもりだったあの名作の、新たな顔が見えてくる!

『嵐が丘』は、相続制度と法律知識を駆使した「不動産小説」だった?
アトウッドの『侍女の物語』は現代アメリカがモデル?
不朽の青春小説『ライ麦畑でつかまえて』は、太宰の『人間失格』に似ている?
これからのポストヒューマン時代に必読の作家、カズオ・イシグロー
当代一の翻訳家・文芸評論家である著者が、誰もが知る名著を全く新しい切り口で解説し、小説のあじわい方を指南する大人向けブックガイド。
あの名作の知られざる“顔”が見えてくる!

誰もが一度はふれたことのある古典的名著から、今こそ読むべき現代作家の“問題作”まで。
著者の翻訳家としての歩みのなかで、思い出深い作品、折にふれて読み返す、大切な名著たちをここに紹介。
翻訳者ならではの原文(英語)の読み解きや、作品理解の深まる英語トリビアがちりばめられていますので、翻訳家志望の方や、英語学習者も楽しめます。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


僕たちは言葉について何も知らない
孤独、誤解、もどかしさの言語学

小野純一 著
NewsPicksパブリッシング

価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4910063409

國分功一郎氏・千葉雅也氏 推薦!
最注目の言語哲学者、一般書デビュー。

人間は言葉を操る魔法使いである。その恐ろしさと可能性。
我々はまだ「言葉が何をなし得るか?」を知らずにいる。
——國分功一郎 (哲学者、『暇と退屈の倫理学』著者)

言葉を使うのは難しい。なぜなら、言葉には、人を動かし、現実を変えてしまう不思議な力があるからだ。
本書は、「言葉の力」とは何かを、哲学的な視点から丁寧に説明してくれる。
——千葉雅也(哲学者、『勉強の哲学』著者)

言葉は人の心を救いもすれば、生涯消えることのない傷を負わせることもできるものです。
誰もが言葉の持ち主なのに、どうにもうまく使いこなせない。
言葉とはいったい何なのでしょう。(「はじめに」より)
(Amazon販売ページより)

詳細はこちら(Amazon販売ページ)


文と時間
日本語のテンポラリティーとタクシス

工藤真由美 著
ひつじ書房

価格:5,500円(税込)
ISBN:978-4823412653

『現代日本語ムード・テンス・アスペクト論』(2014)に続く本書では、言語活動の基本的単位である文が、場面・文脈というコンテクストのなかで、どのように時間を表現するのかを、総合的に明らかにすることを目指している。前著では、形態論的なアスペクト・テンス形式に焦点をあてて考察したが、本書では、テンポラリティーやタクシスという連文や複文レベルの時間表現に焦点をあてて考察する。あわせて奥田靖雄論を補部として付けている。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


思考する英文法

富田一彦 著
大和書房

価格:1,540円(税込)
ISBN:978-4479190561

発売忽ち大重版!!
「どの言語であれ、言語の基本は文法である。」

多くの受験生を難関大学合格に導いた最強講師、富田一彦の集大成。
私塾で行われている講義「英文法講座」のテキストを書籍化。

問題を解き、自分の頭で考える。解説を読み、深く理解する。
その徹底した反復によってのみ、本質を見抜く抽象化能力を取得できる!

受験生のみならず、英語を学ぶ社会人、英語教育に携わる人、等々
英語と渡り合い、本物の知性を身に付けたいすべての人に開かれた英文法大全。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)


なんとなく言語学

本田謙介 原案・著、田中江扶・畠山雄二 著、はやのん イラスト
くろしお出版

価格:1,760円(税込)
ISBN:978-4910063409

私たちのまわりには、ことばに関する不思議がもりだくさん。「キャベツの入ったコロッケパン」を見ると、二種類のパンが見えてきます。「公園にジャイアンたちがいたよ」たくさんのジャイアンを想像しないの何故?。35のテーマを言語学のプロがやさしく紐解きます。中学生から大人まで、言語の謎を楽しもう。
(出版社ホームページより)

詳細はこちら(出版社ホームページ)

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