vShareR CLUBの編集スタッフが、2025年11月に刊行された書籍のなかから「翻訳という営みを刺激しそうな本」をピックアップして紹介します。
ようじようごじてん

通訳翻訳ジャーナル 2026 WINTER
イカロス出版
価格:1,650円(税込)
通訳と翻訳と通訳ガイドに関する情報を扱う、国内唯一の定期媒体。
大特集は「エンタメ分野の通訳・翻訳」。
字幕や吹替などの映像翻訳から、小説、ゲーム、音楽、さらにはスポーツの分野まで、
エンタテインメントの最前線で活躍する通訳者・翻訳者にインタビュー。
具体的な仕事内容はもちろん、この分野で働くために必要なスキルやキャリアパスを紹介。
エンタメ系に強い通訳・翻訳会社による需要分析や、学べるスクール情報も!
華やかな表舞台を支える仕事の魅力と現実に迫る。
サブ特集は「海外で学んで 通訳・翻訳のキャリアを広げる」。
グローバルに活躍する通訳者・翻訳者にとって、海外での学びは大きな財産。
中には海外で通訳や翻訳を学ぶ人もいる。
海外での学びの体験談とキャリアへの生かし方を紹介。
誌上翻訳コンテストの課題は、楽しく取り組める「児童書編」。
(出版社ホームページより)

2人は翻訳している
すんみ、小山内園子 著
タバブックス
価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4907053789
翻訳とは、ことばとは、それが生まれる世界とは。
気鋭の韓日翻訳者2人がつむぎ合う、仕事、社会、人生。母語で書いたエッセイをお互いが訳した一編を二言語で収録。
チョ・ナムジュ、チョン・セラン、カン・ファギル… 話題の韓国文学の翻訳を次々手掛ける韓日翻訳者のすんみ、小山内園子。日本でも大きな話題となったイ・ミンギョン『私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない』の共訳以来、仕事仲間として友人として固い絆で結ばれている2人。翻訳のために日々行っていること、ことばを生み出す背景を、それぞれの視点から綴ります。
(出版社ホームページより)

本を作るのも楽しいですが、売るのはもっと楽しいです。
韓国の文学を届ける
金承福 著
岩波書店
価格:2,420円(税込)
ISBN:978-4000617307
大学の先輩が手書きで韓国語に訳してくれた吉本ばななの『キッチン』、茨木のり子の詩に重ねた民主主義への思い、ハン・ガンの初邦訳作品『菜食主義者』刊行の舞台裏――互いの国の物語をつないできた人々の情熱が、日韓文学の未来をひらく。出版社クオンの社長による、読むことへの愛と信頼に満ちたエッセイ!
(出版社ホームページより)

「かわいい」言語学
音とイメージから解明するネーミングのしくみ
熊谷学而 著
大修館書店
価格:2,640円(税込)
ISBN:978-4469214031
日常にあふれる「かわいい」。そもそも「かわいい」とは一体何なのか。私たちはなぜ特定の名前を「かわいい」と感じるのか。キャラクターの名前やアイドルのニックネーム、さらにはオムツなどの商品名を、言語学の視点から分析。身近でありながら謎めいた「かわいい」の正体に迫る一冊。
(出版社ホームページより)


