字幕翻訳者のためのお役立ち情報サイト「vShareR CLUB」。このサイトは字幕翻訳を動画で学べるウェブサイト「vShareR SUB」の姉妹サイトです。 vShareR SUBはこちら

映像翻訳祭2026(2026年2月13日~15日オンライン開催/アーカイブ配信あり)

目次

出演者への質問を募集中です

出演者への質問を募集しています。ご投稿いただきましたご質問には、イベント内で回答させていただく予定です。ただし、すべてのご質問にお答えできるとはかぎらないこと、あらかじめご了承ください。

▼ 質問の投稿フォームはこちら / 投稿締切:2026年2月1日(日)23:59
https://forms.gle/NUaaGJqgXzzVvUHa6

イベント概要

映像翻訳は、単なる言語の置き換えではありません。視聴者が世界中の映像コンテンツを楽しめるよう、100年近くの長きにわたり翻訳者が知恵と技術を注ぎ込んできました。それはまさに、ひとつの「文化」と呼べるものです。AIの台頭や価値観の多様化など、映像翻訳を取り巻く環境が変革期を迎える今だからこそ、業界の知見を共有し、「文化」を継承するべく「映像翻訳祭2026」を開催します。

■ イベントテーマ:その翻訳が、文化になる。

■ 開催方式:オンラインイベント(Zoom)

■ 日時:2026年2月13日(金)〜15日(日)

■ アーカイブ配信:2026年2月17日(火)~5月31日(日)23:59

■ チケット申込締切:2026年2月15日(日)23:59

■ 主催:字幕翻訳の学習サイト「vShareR SUB」株式会社クープ運営)

出演者

■ 天野優未(映像翻訳者)
■ 映像翻訳者の会 Wakka(伊藤史織、井村千瑞、岩辺いずみ、小畑愛沙子、茂岡律子、スターミー亜耶、堀池あきら)
■ 岡田壯平(字幕翻訳者)
■ 小川政弘(元 ワーナー・ブラザース映画製作室長)、古田由紀子(映像翻訳者)、 司会進行:岩辺いずみ(字幕翻訳者)
■ 金光英実(韓日映像翻訳者)、鯉渕友美(韓日映像翻訳者)
■ 北村紗衣(武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授)
■ 篠原有子(字幕翻訳者、日本通訳翻訳学会会長)
■ 瀧澤政夫(元 日本シネアーツ社制作営業部長)、稲田嵯裕里(字幕翻訳者)、司会進行:荒木裕子(らんたん・そさえて代表)
■ 日本映像翻訳アカデミー:JVTA(石井清猛、Jessi Nuss)
■ 林完治(映像翻訳者)、鈴木吉昭(字幕翻訳者、元・映像テクノアカデミア映像翻訳科学科主任)
■ 本多由枝(中日映像翻訳者)、呉聖華(中日翻訳者)
■ 松元ちえ(ジャーナリスト)、堀池あきら(映像翻訳者)
■ 山田優(立教大学異文化コミュニケーション学部/研究科教授)
■ 吉川美奈子(ドイツ語・英語・デンマーク語字幕翻訳者)、原田りえ(英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語字幕翻訳者)、渡辺はな(英語・中国語・タミル語字幕翻訳者)
■ 日本語版制作会社

出演者、各セッションの詳細は随時更新します。

タイムテーブル

Session 01 : 2月13日(金)10:00~11:50

・タイトル
Wakkaラジオ:地方・海外在住の映像翻訳者のリアル&仕事と子育ての両立

・内容紹介
映像翻訳者の井村千瑞氏、岩辺いずみ氏、横井和子氏が発起人となり、2023年に始まった「映像翻訳者の会Wakka」。現在は常磐彩氏と小畑愛沙子氏が加わり日々運営に勤しんでいます。記事やエッセイの発信、情報交換、オフ会・イベントの開催など、映像翻訳者が横のつながりを築き、互いに支え合うためのコミュニティです。2025年9月にはstand.fmで「Wakkaラジオ」の配信を開始しました。本セッションでは、Wakkaラジオの特別版を前半・後半の2部制でお届けします。前半のテーマは「地方・海外在住の映像翻訳者のリアル」、後のテーマは「仕事と子育ての両立」です。

・出演者
前半の部:
伊藤史織(いとう・しおり)
バベル翻訳大学院にて翻訳修士号を取得後、2007年よりフリーランスの英日字幕・出版翻訳者として活動(うち5年間は教職に従事)。長年のミュージカル出演や音楽活動、コラム執筆などの表現活動で培った感性を生かし、翻訳業に携わる。最近の字幕翻訳作品はNetflix「トゥームレイダー:レジェンド・オブ・ララ・クロフト」「ルツ&ボアズ」など。出版翻訳作品は『ウイルス、パンデミック、そして免疫』『絵でわかる 建物の歴史』など。京都在住。

小畑愛沙子(こはた・あさこ)
英日映像翻訳者。2019年から字幕翻訳の仕事を開始し、21年よりフリーランスの映像翻訳者として活動。主な字幕翻訳作品は映画『ポップスが最高に輝いた夜』、『モンキー・キング』、『プレイヤーズ:本気の恋、始めます!』、ドラマ『After Life/アフター・ライフ シーズン3』『アウターバンクス シーズン2』など。ナショナルジオグラフィックやディスカバリーチャンネルのボイスオーバー作品も手がける。大阪在住。1児(10歳)の母。

茂岡律子(しげおか・りつこ)
仏日・英日字幕翻訳者。出身は茨城、大学時代は京都、前職で愛知、現在は福岡に在住10年目。フランス、ベルギー、スイス各地でフランス語を学ぶ。好きなときに好きな場所へ移住できる翻訳という仕事を気に入っている。代表作は「ガール・イン・ザ・スノウ」「セカンド・アクト」「交渉人アントワーヌ・クレール」(以上 フランス語作品)、「イン・アイ・イン・モーション」「ゴッズ・クリーチャー」(以上 英語作品)ほか多数。映像配信プロジェクト「Beyond us」のメンバー。

スターミー亜耶(スターミー・あや)
英日吹き替え翻訳者。翻訳学校卒業後、日本語版制作会社に制作進行として3年間勤務。2019年、イギリス移住を機に退職し、フリーランス翻訳者として活動開始。現在までに200話以上のエピソードを担当している。学園物、LGBTQIA+、コメディ作品に定評があり、またイギリス在住ということからイギリス作品を任されることが多い。代表作は「ドクター・フー シリーズ」「ハートストッパー」「セックス・エデュケーション(複数話)」「Tick,tick…BOOM! チック、チック…ブーン」。現在はオックスフォードに居を構え、育児と仕事の両立に奮闘している。メインクーンを2頭飼っており、体長が120センチを越えた今もスクスクと成長中。

後半の部:
井村千瑞(いむら・ちず)
英語とフランス語、字幕と吹替、幅広く手がける「よろず屋」。主な担当作品は、『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』(字、吹)、『キャメラを止めるな』(吹)、『5月の花嫁学校』(字)、『シチリアを征服したクマ王国の物語』(字、吹)、『本日公休』(字)、『サンブル川の事件 凶悪犯罪はなぜ見逃されたのか』(吹)など。1児(16歳)の母。

岩辺いずみ(いわなべ・いずみ)
字幕翻訳者。英日・仏日を中心に多言語の映画やドラマを手がける。代表作は映画『モディリアーニ!』『Hard Truths 母の日に願うこと』『We Live in Time この時に生きて』『Playground 校庭』『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』『The Son / 息子』『ダンサー イン Paris』『mid 90s ミッド・ナインティーズ』や松竹ブロードウェイシネマ『キンキーブーツ』、ドラマ『ビリオンズ』など。
大きな2児(26歳と19歳)の母。

小畑愛沙子(こはた・あさこ)
英日映像翻訳者。2019年から字幕翻訳の仕事を開始し、21年よりフリーランスの映像翻訳者として活動。主な字幕翻訳作品は映画『ポップスが最高に輝いた夜』、『モンキー・キング』、『プレイヤーズ:本気の恋、始めます!』、ドラマ『After Life/アフター・ライフ シーズン3』『アウターバンクス シーズン2』など。ナショナルジオグラフィックやディスカバリーチャンネルのボイスオーバー作品も手がける。大阪在住。1児(10歳)の母。

堀池あきら(ほりいけ・あきら)
字幕吹替翻訳者。翻訳講師。担当作は『セントラル・インテリジェンス』、『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』、『ジュラシック・ワールド サバイバル・キャンプ』(字幕)、『アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語』、『死霊のえじき』、『マーサー教授の殺人事件簿』『コミンスキー・メソッド』(吹替)など。米国セントラル・アーカンソー大学卒業、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修士課程修了(翻訳通訳領域)。日本通訳翻訳学会 会員。1児(2歳)の父。

Session 02 : 2月13日(金)13:00~14:30

・タイトル
日本のコンテンツを世界へ! 映画のワンシーンを使って学ぶ、AI時代の日英映像翻訳セミナー

・内容紹介
日英映像翻訳は、日本のさまざまなコンテンツが海外への発信を前提に制作されることが常態化している今、ますますニーズが高まっているスキルです。AIの活用が広く普及したこの時代においても、その重要性と魅力は変わりません。セミナーではそんな日英映像翻訳に関心を持つ皆さんに向け、業界情報や翻訳作業上のポイント、AIの影響についてわかりやすく解説します。長編映画のシーンを使った参加型の翻訳&PEエクササイズも盛り込まれた、楽しみながら学べるセミナーです。奮ってご参加ください!

・出演者
石井清猛 / Kiyotake Ishii(JVTA)
翻訳室チーフ・ディレクター。日本映像翻訳アカデミーで映像翻訳を学び、プロの映像翻訳者として活躍。その後、同校にて日英・他言語翻訳プロジェクトのディレクターとして、エンタメ、PR、観光など多様な分野の翻訳や映像制作を手掛ける。映像翻訳者の育成にも従事し、同校本科で講師を務める他、企業や国内外の学校教育機関で映像翻訳、海外PR、グローバル教育の講義を多数実施している。

ジェシー・ナス / Jessi Nuss (JVTA)
日英映像翻訳コースディレクター。アメリカ、カリフォルニア州出身。カリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業後、渡日。JVTAの受発注部門で日本映画、テレビ、マンガなどのコンテンツを翻訳し海外に発信する映像翻訳者ならびに映像翻訳ディレクターとして活躍した経験を活かして、現在同校の日英映像翻訳科にて日英コースディレクターとして講師の育成やカリキュラムの開発などを手がける。

※ 本セッションは、単体でのチケット購入が可能です
https://peatix.com/event/4770602

Session 03 : 2月13日(金)15:00~16:30

・タイトル
フィルム時代の字幕制作、その現場と翻訳哲学

・内容紹介
かつて字幕は、物理的にフィルムに焼き付けるものでした。薬品の匂いが充満する作業場、100度を超える凸版、そしてフィルムに字幕を打ち込む「パチ打ち」の音……。本セッションでは、日本シネアーツ社で約50年にわたり制作現場に立ち会い続けた瀧澤政夫氏と、映像翻訳者の稲田嵯裕里氏が登壇。「字幕制作の裏側」にスポットを当てます。稲田氏は、2025年1月~3月に鎌倉市川喜多映画記念館で開催された、字幕翻訳の歴史を貴重な資料とともに振り返る企画展「映画字幕翻訳の仕事:1秒4文字の魔術」を裏方としてサポートしたひとりでもあります。字幕文化を愛するふたりによる映画字幕の原風景を巡る旅にご期待ください。

・出演者
瀧澤政夫(たきざわ・まさお)
1950年生まれ。1972年に日本シネアーツ社に入社し、2021年に退社するまで約50年間、制作営業職として字幕制作の現場に立ち会った。好きな映画は『ベン・ハー』など。イーストウッドが好き。

稲田嵯裕里(いなだ・さゆり)

司会進行:荒木裕子(あらき・ゆうこ)
1997年生まれ。大学在籍中より映画制作や上映企画に携わり、卒業後に映画字幕制作会社に勤務。退職後は勤めの傍ら映画上映&zine制作活動〈らんたん・そさえて〉を立ち上げ、2024年にzineりんどう第1号『まるごと水木洋子』を、25年に第2号『字幕→越境』を発行。

Session 04 : 2月13日(金)17:00~18:00

・タイトル
映像翻訳を「学問」する:実務と理論をつなぐ翻訳学への招待

・内容紹介
翻訳を研究対象とする「翻訳学」という学問があります。感覚やセンスで語られがちな映像翻訳も、実は「学問」として体系化できるのです。本セッションでは、映像翻訳者であり翻訳学の研究者でもある篠原有子さんが、実務者にも馴染み深い「スコポス理論」などを例に、アカデミックな視点から映像翻訳を紐解きます。感覚に頼りがちな翻訳作業に「理論」という新たな軸を取り入れることで、翻訳の解像度はどう変わるのか。実務と研究の架け橋となる、知的刺激に満ちたセッションです。

・出演者
篠原有子(しのはら・ゆうこ)
大学卒業後、高校英語教員を務めたのちに、フリーランス翻訳者として映像作品の字幕翻訳に携わる。国際映画祭のカタログ翻訳も手掛けた。翻訳実務と並行して2010年より立教大学大学院にて翻訳理論の研究を開始し、2017年、博士課程修了。博士(異文化コミュニケーション学)。現在はマルチモダリティ、情報のアクセシビリティなどに着目し、実務と理論の関係性や視聴覚翻訳の新たな可能性について探っている。大学院修了後は翻訳研究と翻訳教育に携わり、立教大学異文化コミュニケーション学部・研究科、関西大学、神戸市外国語大学などで教鞭をとった。日本通訳翻訳学会に所属し、現在、会長を務める。

Session 05 : 2月13日(金)19:00~20:30

・タイトル
制作会社座談会(仮)

・内容紹介

・出演者
日本語版制作会社

Session 06 : 2月14日(土)10:00~11:15

・タイトル
映像翻訳の「ジェンダー表現」を再点検する:「女性言葉」から「無意識のバイアス」まで、言葉選びの視点をアップデート

・内容紹介
普段、気をつけているつもりでも気づかないのがアンコンシャス・バイアス。仕事の上でもつい、無意識のうちに表面化しているかもしれません。本セッションでは、『失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック』の著者のひとりである松元ちえ氏と、映像翻訳者の堀池あきら氏が、映像翻訳に潜むジェンダーバイアスを徹底対談。「役割語」の使用から、ノンバイナリーの登場人物の台詞、職業や家族の呼称まで、無意識の思い込みがどう訳文に影響するか一緒に考えてみましょう。なぜその言葉を選ぶのか? 時代に即した「視点」と「判断基準」を養い、翻訳の信頼性を高めるためのセッションです。

・出演者
松元ちえ(まつもと・ちえ)
ジャーナリスト/エディター。英字紙記者、海外通信社で東京特派員として勤務したのち独立。上智大学、法政大学非常勤講師、東京大学大学院情報学環学術支援員などを務めるなどして、2020年、メディア協同組合「アンフィルター(Unfiltered.coop)」を設立。労働、ジェンダー、貧困、HIV/AIDSから人選売買などの社会問題について、日本語と英語の紙媒体やオンラインメディアで報道する。共著に『失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック』(小学館、2022年)、『マスコミ・セクハラ白書』(文藝春秋、2020年)、共同翻訳には『ジェンダー平等世界一 アイスランドの並外れた女性たち』(明石書店、2025年)、『世界を動かす変革の力~ブラック・ライブズ・マター共同代表からのメッセージ』(明石書店、2021年)などがある。

堀池あきら(ほりいけ・あきら)
字幕吹替翻訳者。翻訳講師。担当作は『セントラル・インテリジェンス』、『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』、『ジュラシック・ワールド サバイバル・キャンプ』(字幕)、『アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語』、『死霊のえじき』、『マーサー教授の殺人事件簿』『コミンスキー・メソッド』(吹替)など。米国セントラル・アーカンソー大学卒業、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修士課程修了(翻訳通訳領域)。日本通訳翻訳学会 会員。過去にvShareR SUBにてパネルディスカッション「女性言葉、どう訳してる?」の司会兼パネリストを務める。

Session 07 : 2月14日(土)13:00~14:30

・タイトル
ワーナー元製作室長と『プリティ・ウーマン』翻訳者が語る、洋画字幕の黄金時代

・内容紹介
ワーナー・ブラザースで映画製作室長として日本語版制作を長年指揮していた小川政弘氏と、数々の名作映画の翻訳を手がけてきた古田由紀子氏によるトークセッション。字幕が手書きだった時代の技術や美学、ビデオ普及期の熱気など、業界の変遷を振り返ります。また、古田氏が翻訳を担当した『プリティ・ウーマン』や『幸せのレシピ』などの制作秘話や、巨匠・清水俊二氏との思い出も交え、日本における外国映画ブームや、字幕文化が定着していく過程を「配給会社」と「翻訳者」のそれぞれの視点から語り尽くします。

・出演者
小川政弘(おがわ・まさひろ)
1961年〜2008年、ワーナー・ブラザース映画会社在職。製作総支配人、総務部長兼任を経て製作室長として定年退職。在職中、後半の31年にわたって2000本を超える字幕・吹替版製作に従事。『ハリー・ポッター』『マトリックス』『リーサル・ウェポン』シリーズ、『JFK』『ラスト・サムライ』『硫黄島からの手紙』二部作等を監修。著書に『字幕に愛を込めて 私の映画人生 半世紀』(イーグレープ)、『字幕翻訳虎の巻 聖書を知ると英語も映画も10倍楽しい』(いのちのことば社)、『60歳を過ぎたら絶対観たい映画43』(産学社)などがある。

古田由紀子(ふるた・ゆきこ)
映像翻訳者。聖心女子大学卒業。通訳者を経て字幕翻訳者となる。字幕翻訳を手がけた作品に『ベティ・ブルー』『ニキータ』『愛人/ラマン』『グラン・ブルー』『インドシナ』『トリコロール』三部作、『プリティ・ウーマン』『マレフィセント』『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』『コーダ あいのうた』『テノール! 人生はハーモニー』など、他多数。

司会進行:岩辺いずみ(いわなべ・いずみ)
字幕翻訳者。女性誌のライターを経て字幕翻訳者となる。英日・仏日を中心に多言語の作品を手がけ、担当作は映画『モディリアーニ!』『We Live in Time この時に生きて』『Playground 校庭』『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』『ダンサー イン Paris』『mid 90s ミッド・ナインティーズ』『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』やドラマ『ビリオンズ』など。旺文社の英語学習サイト「英語の友」で「映画で学ぶ英語表現シリーズ」を連載中。

Session 08 : 2月14日(土)15:00~16:30

・タイトル
多言語映像翻訳者の「愛」と「生存戦略」

・内容紹介
英語・韓国語・中国語以外の言語の映像翻訳者、それを目指す人、興味のある人、全員集まれ!! ドイツ語、デンマーク語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、タミル語で活躍する3人の映像翻訳者が、「好き」を多言語の仕事に変えるキャリア論を語り合います。言語学習のモチベーション維持から仕事獲得のリアルな営業術まで、「マイナー言語」と呼ばれる言語ならではの生存戦略と、異文化の扉を開く多言語翻訳の醍醐味をお届けします。

・出演者
吉川美奈子(よしかわ・みなこ)
ドイツ語・英語・デンマーク語字幕翻訳者。大学卒業後、在独の日系金融機関にて現地採用の枠で働く。帰国後は東京のドイツ系金融機関へ。1992年から在宅で実務翻訳に、2000年から字幕翻訳に従事。2年前からデンマーク作品の翻訳も行う。主な翻訳作品は『帰ってきたヒトラー』『ヒトラーのための虐殺会議』『ぼくの家族と祖国の戦争』『愛を耕すひと』『ANORA アノーラ』『ガール・ウィズ・ニードル』『センチメンタル・バリュー』(2026年2月20日公開)など。推しは犬とチンチラとカメ。アゲハのイモムシを育て、蝶にして放すイモ活がライフワーク。

原田りえ(はらだ・りえ)
英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語字幕翻訳者。大学を卒業後、外資系勤務とイギリス・フランス・スペイン留学を経て、2004年から字幕翻訳の仕事を始める。南米での滞在経験を生かし、『アイム・スティル・ヒア』などブラジル映画の字幕も数多く手がける。主な劇場公開作品は『瞳をとじて』『エミリア・ペレス』(西)、『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(多言語)、『博士と狂人』(英)、『たかが世界の終わり』『Summer of 85』(仏)。ドラマは『ナルコス』(西・英)、『マドモアゼル・ホームズの捜査日記』(仏)など。趣味はボクシング観戦。推しはヴァグネル・モウラとペドロ・パスカル。

渡辺はな(わたなべ・はな)
英語・中国語・タミル語字幕翻訳者。ニュージーランドの大学を卒業後、シンガポールのローカル企業や日系ゼネコンでの営業職を経てシドニーに移住、2020年から字幕翻訳に従事。仕事を通じて出会ったインド映画をきっかけにタミル語沼に落ちて今に至る。推しは“タミル映画界のロックスター”ことアニルド ・ラヴィチャンダル氏。主な担当作に『マーク・アントニー』『ジェイラー』『ヴィクラム』『レオ:ブラッディ・スウィート』など。単語をひとつ覚えるたびに別の単語が頭から抜け落ちてしまい涙目の日々。

※ 本セッションは、単体でのチケット購入が可能です
https://peatix.com/event/4757232

Session 09 : 2月14日(土)17:00~18:00

・タイトル
生成AIが拓く字幕翻訳の新時代

・内容紹介
翻訳テクノロジーは機械翻訳(MT)、ニューラル機械翻訳(NMT)、そして大規模言語モデル(LLM)の生成AIへと進化を遂げました。現在、翻訳者にとっての生成AIは、思考の壁打ち相手となる「共訳者」であるといえるでしょう。本セッションでは、翻訳テクノロジーの進化史を紐解きつつ、登場人物の口調の再現や、文字数・文化的トーンの制御など、字幕翻訳における具体的なAI活用術を解説。文化とテクノロジーをつなぐ「ディレクター」としての、未来の映像翻訳者像を提示します。

・出演者
山田優(やまだ・まさる)
立教大学 異文化コミュニケーション学部/研究科 教授。フォードモーター社内通訳翻訳者、IT系ローカリゼーションのプロジェクトマネジャーを経て、産業翻訳者・コンサルとして独立後、大学教員に転身。今は研究と教育に没頭する。最近の関心は、AIを活用した多言語コミュニケーションと翻訳の社会実装。研究の関心は、訳出プロセス研究(Empirical TPR)、翻訳テクノロジー論(CAT tools, MTPE, ChatGPT等のLLMs)、機械翻訳の外国語教育への応用など(TILT, MTILT)。株式会社翻訳ラボ代表。八楽株式会社チーフ・エバンジェリスト。オンラインサロン翻訳カフェ主宰。日本通訳翻訳学会(JAITS)理事、一般社団法人アジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)理事歴任。著書に『ChatGPT翻訳術:新AI時代の超英語スキルブック』(アルク)単著、Teaching translation in the age of generative AI: New paradigm, new learning?(Language Science Press)共編などがある。

Session 10 : 2月14日(土)19:00~20:15

・タイトル
字幕の文学性とAI翻訳

・内容紹介
「1秒4文字」の制約は不自由ではなく、無限の可能性を生む源泉である――。本セッションでは、ベテラン翻訳者・岡田壯平氏が、AI時代だからこそ問われる「字幕の創造性」について語ります。吹替が散文なら字幕は韻文? 俳句のように練り上げられた名訳は、いかにして生まれるのか? 視聴者参加型のセッションです。「英語に付かず離れず、かつ違う言い回しで」という極意を体感すべく、英語セリフの字幕翻訳をその場で募集し、岡田氏が講評しながら、プロの思考法を伝授します。

・出演者
岡田壯平(おかだ・そうへい)
字幕翻訳者。1953年生まれ。上智大学文学部英文学科、早稲田大学理工学部建築学科卒。一級建築士の資格を取得し建築士となったのち、 結婚を機に東北新社でアルバイトをしながら吹替と字幕の修業。字幕翻訳を手がけた作品は、「ワイルド・スピード」シリーズ、『レオン』、『ショーシャンクの空に』、『ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実』、『トラフィック』、『許されざる者』、『恋する惑星』、『天使の涙』、『花様年華』、『新しい人生のはじめかた』、『ドライヴ』、『ラッシュアワー』、テレビドラマ「プリズン・ブレイク」シリーズなど400本以上。

Session 11 : 2月15日(日)10:00~11:30

・タイトル
本多由枝×呉聖華が語り尽くす! 中華エンタメ翻訳の舞台裏

・内容紹介
ドラマ『陳情令』やアニメ『天官賜福』シリーズなどの字幕・吹替翻訳を手がける本多由枝氏と、小説『人渣反派自救系統』などの翻訳で知られる呉聖華氏によるスペシャル対談。映像、小説、ラジオドラマ、ゲームと多岐にわたる中国コンテンツの翻訳のコツや醍醐味を語り合います。武侠・仙侠・現代劇といったジャンルごとの訳出のポイントや、キャラクター性を際立たせる言葉選びの秘訣、さらには翻訳者のためのメンタル・フィジカル管理術まで!? 中華エンタメ翻訳の最前線を、作品からセリフ等を取り上げながら語り尽くします。

・出演者
本多由枝(ほんだ・よしえ)
2006年中日映像翻訳フリーランス、2010年よりワイツーシーワークス合同会社を設立、同社代表。翻訳作品は、映画『愛がきこえる』、『フォックス・ハント』、『国境ナイトクルージング』、『こんにちは、私のお母さん』他、ドラマ『光・淵』、『致命遊戯』、『慶余年』1・2、『家族の名において』、『陳情令』、『琅琊榜』1・2他、アニメ『天官賜福』シリーズ、『魔道祖師』シリーズ、『クズ悪役の自己救済システム』他。

呉聖華(ご・せいか)
中日翻訳者。Tencent Games localizationの日本語プロフェッショナルとして多数の作品に携わっていた。その後中日Webtoonや雑誌の記事などのメディア翻訳をはじめ、小説『千秋』『人渣反派自救系統』『病案本』、ラジオドラマ『二哈と彼の白猫師尊』の翻訳なども担当。BLと筋トレ、武術をこよなく愛している。

※ 本セッションは、単体でのチケット購入が可能です
https://peatix.com/event/4757187

Session 12 : 2月15日(日)13:00~14:15

・タイトル
映像翻訳者のためのSNSの歩き方:バズらなくていい、等身大のセルフブランディング

・内容紹介
SNS、うまく付き合えてますか? 危険性もあるけれど、上手に使えば翻訳者としてのキャリアにプラスに働くかもしれません。本セッションでは、いわゆるバズ狙いの方法ではなく、等身大の自分を発信して、いいチャンスを呼び寄せるにはどうしたらいいかということについて、天野優未氏が実体験をもとに語ります(同時に、反省点も!)。あなたも今日から、楽しく発信してみませんか? みんなに「好き」や推しを共有したい、友人や仲間を作りたい、日本語の文章を書くことに自信がないという方も必見です。

・出演者
天野優未(あまの・ゆみ)
映像翻訳家。外国人に英語を使って日本語を教える仕事や言語学コーパスの作成、国語専門塾の講師やテレビリサーチャーなどの職を経て2016年字幕翻訳者デビュー。2023年・2024年にHuman Powered Academyにてオンライン登壇。2024年から、vShareR 字幕翻訳塾 天野ゼミを3期連続開講。その他、大学にて特別講義など。vShareR CLUBでエッセイ「1秒40文字 〜ある字幕翻訳者の頭のなか〜」を連載。主な担当作品はドラマ『ウェンズデー』『ウィッチャー』『ザ・クラウン』『13の理由』『セックス・エデュケーション』、映画『喪う』『オールド・ガード』『リベンジ・スワップ』など多数。

Session 13 : 2月15日(日)15:00~16:15

・タイトル
韓日映像翻訳の「解像度」を上げる:文化の「言語化」技術から、流行りのショートドラマ攻略まで

・内容紹介
「会長」を辞めてもその人を「会長」と呼ぶ、子どもは大人に敬語を使う……などなど、韓国特有の文化を日本語の字幕・吹替にどう落とし込むか? 本セッションでは、金光英実氏と鯉渕友美氏が現場で直面する「訳出の迷い」と「解決策」を語り合います。文字数にとらわれすぎず、日本語として成立する「読める字幕」を作る技術とは。近年急増する「ショートドラマ」の翻訳裏話も交えつつ、プロとしての品質管理や、迷ったときの思考法を共有します。

・出演者
金光英実(かねみつ・ひでみ)
韓日映像翻訳家。日本で『冬のソナタ』(2003年)が話題になる以前から字幕翻訳に携わってきた。日本語として自然に読めること、映像の流れを止めないことを大切にしている。約30年の韓国在住経験を背景に、韓国人の考え方や空気感を、日本語字幕の中にさりげなく織り込む翻訳を心がけてきた。近年はショートドラマ案件で、制作の立場から、訳の方向性や品質をそろえ、最終的な判断を行う役割も担っている。判断基準は「観る側に引っかかりを残さないか」。どうにも迷ったときは、愛鳥のオカメインコ・かぶりに話しかけて頭を整理することもある。
主な翻訳作品にドラマ『梨泰院クラス』『賢い医師生活』、映画『グッドニュース』、ミュージカル映画『エリザベート』、著書『ドラマで読む韓国』(NHK出版)『ためぐち韓国語』(共著、平凡社新書)、『いますぐ使える! 韓国語ネイティブ単語集』(「ヨンシル」名義、扶桑社)、翻訳書『殺人の品格』(扶桑社)、『グッドライフ』(小学館)、『帰属財産研究』(文藝春秋)『花よ、いつまでもそのままで』(日本実業出版社)。NHK出版「本がひらく」にて連載中「ことばで歩く韓国のいま」https://nhkbook-hiraku.com/n/na136b1f54b5e

鯉渕友美(こいぶち・ともみ)
韓日映像翻訳者。紆余曲折を経て2012年に映像制作会社に就職し、社内で字幕制作を担当。2019年よりフリーランスの翻訳者に転向した。気づけば10年以上字幕制作に関わっているが、数秒で消える字幕一本に毎回かなりの時間を費やし、今も試行錯誤を続けている。字幕翻訳とは、逐語訳では伝わらない「情報の核」を拾い上げる作業ではないか、というのが持論。近年急増するショートドラマ案件では、最終的な品質チェックも担当し、翻訳作業とはまた異なる難しさと向き合っている。現場で迷い続けてきた経験から、訳し方や判断の理由を言葉にすることの大切さを実感している。
主な翻訳ドラマ作品に『テプン商事』『生まれ変わってもよろしく』(字幕)、『哲仁王后』『損するのは嫌だから』(吹替)。

金光と鯉渕の共訳:ドラマ『涙の女王』『となりのMr.パーフェクト』『Missナイト & Missデイ』『その電話が鳴るとき』、リアリティ番組『ゾンビバース』

※ 本セッションは、単体でのチケット購入が可能です
https://peatix.com/event/4757222

Session 14 : 2月15日(日)17:00~18:00

・タイトル
「映画の見方」が変われば、翻訳も変わる? 批評家による観客を誤誘導しないための翻訳論

・内容紹介
『批評の教室』や『お砂糖とスパイスと爆発的な何か:不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』の著者であり、映画評論も手がける北村紗衣氏による、映像作品の「見方」のレクチャー。日本語の感覚だけで訳すと、原文が意図したものを消してしまい、結果として観客を誤誘導してしまうことがあります。本セッションでは、文脈や文化的背景から映画・ドラマ等を批判的に読み解く視点を提示。作品本来の声を誠実に届けるために必要な、映像翻訳者のための批評的アプローチを学びます。

・出演者
北村紗衣 (きたむら・さえ)
武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。2013年にキングス・カレッジ・ロンドンにて博士号を取得。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち』 (白水社、2018)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま書房、2021)、『英語の路地裏――オアシスからクイーン、シェイクスピアまで歩く』(アルク、2023)、『[増補]お砂糖とスパイスと爆発的な何か』(筑摩書房、2025)、『学校では教えてくれないシェイクスピア』(朝日出版社、2025)など。日本語版ウィキペディアで活動するウィキメディアンでもある。

Session 15 : 2月15日(日)19:00~20:30

・タイトル
林完治と鈴木吉昭の「ここだけの話」:映像翻訳者の個性について

・内容紹介
『マトリックス』や「マーベル・シネマティック・ユニバース」等の大作の翻訳を手がけてきた林完治氏に、林氏の教え子であり同じスクールで講師を務めた鈴木吉昭氏が迫るスペシャル対談。林完治はいかにして人気翻訳者となったか。これまでのキャリアから、「映像とハコ割の関係」といった技術論まで惜しみなく披露します。さらに、映像テクノアカデミアでの指導経験を踏まえ、映像翻訳者の「個性」と「今後の在り方」について、本音で語り尽くします。

・出演者
林完治(はやし・かんじ)

鈴木吉昭(すずき・よしあき)
字幕翻訳者。1999年から2025年まで、株式会社東北新社に勤務。入社からの約10年間は、「外画制作事業部」演出部・字幕課にて字幕制作業務に従事。その後の約16年間は、同社の学校部門である映像テクノアカデミアにて、講師および事務局スタッフとして勤務した。制作会社における実務経験と、教育現場でのカリキュラム作成・指導経験を併せ持つ。

※ アーカイブ配信なし、ライブ配信限定のセッションです

チケット価格

■ 一般:9,900円(税込)

■ vShareR SUB会員:8,800円(税込)

■ 学生(高校生、大学生、短期大学生、大学院生):3,300円(税込)

※ 学生の方は、以下のリンク先の「学割について」に従い、チケットをご購入ください。
https://4687300.peatix.com (Peatixにジャンプします)

■ 以下セッションは、リンク先にて単体でのチケット購入が可能です(税込3,300円)

・日本のコンテンツを世界へ! 映画のワンシーンを使って学ぶ、AI時代の日英映像翻訳セミナー
https://peatix.com/event/4770602

・多言語映像翻訳者の「愛」と「生存戦略」
https://peatix.com/event/4757232

・本多由枝×呉聖華が語り尽くす! 中華エンタメ翻訳の舞台裏
https://peatix.com/event/4757187

・韓日映像翻訳の「解像度」を上げる:文化の「言語化」技術から、流行りのショートドラマ攻略まで
https://peatix.com/event/4757222

協賛

チケット購入はこちら

>> 一般:チケット購入ページ(Peatixにジャンプします)<<

>> vShareR SUB会員:チケット購入ページ(vShareR SUBにジャンプします)<<

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
目次