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字幕翻訳講座マンツーマンレッスン 1日目:スポッティング/翻訳チェック(その1)「Being Thomas」初稿 

おねがいします。

おねがいします。

これ、どれぐらい時間かかりました?

合計で15、6時間ぐらいはかかってたのかな。

何が一番、ま、今回初めてなんで、SSTをちゃんと使うのもそうだし、箱割りからきっちりやるのもそうだったと思うんですけど。

はい。

どれに時間一番かかりました?翻訳は、結局結果的に5分の作品だから、7、80枚ぐらいだったのかな、箱の枚数としては。

はい。70いくつかだったと思います。

翻訳が一番短いぐらい、逆に。そういうわけでもない。

そうですね。一番長かったのは、一通りやったあとの見直し。時間、箱のスポッティングとか、あと、なんかもっといい言葉がないかなとか。そういうので、後半はほぼ。あとは、セリフの言い方がなんか、もっと完結な言い方ないかなとか。時間はたぶんあればあるだけ余計考えるだけで、今のところなんかこう完全な完成形っていう、自分で、あ、できたと思って提出はできてない。

あれ?

いっぱい心残りはありながらも、もう自分の中の思い浮かぶ限界かなと思って。

ああ、言葉としてとか。

言葉としてとか、カット割のところとか。

ま、テクニカルなところはたぶん慣れれば済んじゃうと思うので。セリフ思いつくのは、ね、一生考えなくちゃいけないとこだと思うんだけど。まずこれ、1番から。これ同じものなので。

はい。

これね、テキスト送ってくだけでいいので、今回は。で、1番に関して言うと、これまずタイトル、頑張って入れてくれたんだけど。

要らないのか分からなかったので。

そう。通常は入れない。

入れない。

特に映画とかの場合は、まず入れない。入れるとしたら別枠で入れるのと。あと、たぶん僕らから聞くんであれば、邦題自体は通常、翻訳者さんに決めてもらうものじゃないけれども、ドラマとかの場合は、各話のタイトルを、元があろうがなかろうが、各話のサブタイトル(エピソードタイトル)的なものに関しては、テレビ局とか納品する時に改めてつけたりするので、その辺の、まあ最終的にはその局とか制作側で決めるけれども、まず最初の印象として、翻訳者さんに、こう、とりあえずこんな感じでどうですかみたいなのをお願いすることもあるので。そういう時には入れてもらってもいいんですけど、タイトルとかに関して言うと、SSTの場合、AトラックとBトラックって、あるじゃないですか。

はい。ありました。

で、通常でいくと、Aトラック側にまずセリフの翻訳をだいたい入れて、で、Bトラック側にこういうインサートものだったりとか、看板とかそういうのもそうですけど、入れるっていうのが割と最近のスタンダードで。なのでこういうタイトルとかはBに入れておくと、セリフとは別のものとして外すことができるのと、あと、たぶんそれ割とすぐの段階で要求されるけれども、Bトラックだけを今度、吹替版作る時、吹替版にもタイトルとか看板とかそういうのが必要だから、そうすると、Aは字幕セリフだから外して、Bトラックだけそのまま吹替版に流用したりとか、ということがしやすいので、割とそのつもりでBトラックを使う。

はい。

なので、ここは逆にちょっと訳さなくてよかったかなっていうところと。で、これの、この棒?

はい。

これ「~したから」っていう意味じゃないですよね?この棒の意味がちょっとよく分かんなかった。

あー。そっか。続かないですね。

「物音がしたから」「待ってくれ」っていう風には繋がらない。

繋がらない、はい。

ないので…

要らない?

まあ、要らないか、もしくはこういうケースだったら棒引きではなくって、3点リーダー。てんてんてんを使うか、ま、どちらかか。あとその棒引きに関して言うと、ちょっと他のところにもあったんだけれども、これ、SSTの特殊な仕様ではあるけれども、これ、今これちょっと消しますね。で、ここから2つ打つ。1個2個。2個打つと、これ1.5文字分の棒引きになる。

ダーシですね。

そうそう。普通に、音引き2個で。音引き2個。そう。どちらでもいいけれども。普通はこの…なので。

ああ、じゃあ全部間違ってます。このあと使ったところ。

トーマスとかと同じようなこの伸びる音引きを2つ打つっていうのが通常なので。僕ら受け取ってたまに困るのが、実はこれさっき半角のハイフンを2つ打っても、これ今やってみるけど、やってみてもらうと、英数字にして2つ打って、もなっちゃうのね。

ああ。

1.5文字分に。

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