vShareR CLUBの編集スタッフが、2025年8月に刊行された書籍のなかから「翻訳という営みを刺激しそうな本」をピックアップして紹介します。

通訳翻訳ジャーナル 2025AUTUMN
イカロス出版
価格:1,760円(税込)
通訳と翻訳と通訳ガイドに関する情報を扱う、国内唯一の定期媒体。
秋の専門スクール特集号 通訳・翻訳専門スクールをピックアップ!
巻頭では、新ジャンル「ロマンタジー」で注目の作品『フォース・ウィング』を紹介。
第1特集は「アンケートで徹底調査 通訳者・翻訳者の収入と料金のリアル」
フリーランス通訳者・翻訳者の料金や収入はどの程度なのか、どれほどの幅があるのか。産業翻訳者、通訳者、出版翻訳者、映像翻訳者、通訳ガイドの皆様にアンケート調査。
データをもとに業界内で特に関心の高い「料金」と「収入」の最新の実態を明らかにする。さらに、高収入を実現している通訳者・翻訳者への匿名インタビューも掲載。
収入アップを実現した通訳者・翻訳者の工夫や戦略にも迫る。
第2特集は「インバウンドの波に乗る!通訳ガイドの現状と働き方」
2024年、訪日外国人数は過去最多を更新し、通訳ガイドへのニーズも高まっている。
一方で、ガイドを介さない個人旅行の普及や市場の多様化により、従来のガイド業務のあり方には変化が生じている。
現役通訳ガイドや業界関係者の声を通して、現状と働き方を多角的に考察。
さらに、旅行会社やマッチングサイトを介さず、顧客から直接仕事を受けたい人のために、Webサイトを活用した集客方法も紹介する。
誌上翻訳コンテストは、「ロマンス編」を開催!
(出版社ホームページより)

男が「よよよよよよ」と泣いていた
日本語は感情オノマトペが面白い
山口仲美 著
光文社
価格:1,254円(税込)
ISBN:978-4334107390
「ワンワン」など動物の声や「ドッカーン」などの物音、「ひらひら」など物事の状態や様子を写す言葉「オノマトペ」を日本人はこよなく愛してきた。本書では日本人の泣く声や様子、笑う声や笑う様を表わすオノマトペに焦点を絞り歴史の糸を手繰り寄せる。「ウェラウェラ」「ツブツブ」「ホヤホヤ」など予想外のオノマトペが続出、そこに潜む日本人の認識の仕方や時代性も追究。オノマトペ研究の第一人者による斬新な日本語の歴史。
(出版社ホームページより)

言葉のトランジット
グレゴリー・ケズナジャット 著
講談社
価格:1,650円(税込)
ISBN:978-4065404263
言葉と世界は、再発見に満ちている。
旅に出かけ、見えてきた景色。
2つのレンズを使って英語と日本語の間を行き来する、芥川賞候補作家の初エッセイ集。
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英語を母語としながら、日本語で創作する著者だからこそ見えてくる24の景色
「俺を使わない僕」・・・相手との距離で変わる日本語の〈一人称〉の不思議とは?
「轍」・・・英語と日本語の相互作用が創作に与える影響とは?
「言葉の出島」・・・日本にいながら英語を期待されるプレッシャーとは?
「マイジャパン症候群」・・・日本在住の英語話者コミュニティー独特の症状とは?
「Because Plants Die」・・・この英語、ちょっとおかしい? 言葉が持つニュアンスとは?
and more…
(出版社ホームページより)