vShareR CLUBの編集スタッフが、2023年9月に刊行された翻訳・語学・映画関連の書籍のなかから「読みたい!」と思った本をピックアップして紹介します。(毎月第1木曜日公開予定)
ChatGPT翻訳術
新AI時代の超英語スキルブック
山田優 著
アルク
価格:2,090円(税込)
ISBN:978-4757440197
AI翻訳研究の第一人者が教える! ChatGPTの翻訳活用術!
ChatGPTなどの生成AIの登場によって、英語を使ったコミュニケーションに、新たな時代の扉が開きました。本書では、AIによる翻訳技術を上手く使いこなし、外国語の壁を乗り越える「これからの時代に求められる」英語スキルを身につけられます。英語のメール、プレゼン、広告、レポート、etc…、あらゆる英語の発信に対応するためのノウハウが満載です。
(出版社ホームページより)
校閲記者も迷う日本語表現
毎日新聞校閲センター 著
毎日新聞出版
価格:1,760円(税込)
ISBN:978-4620327907
この言葉、使っていますか?
・「ひとごと」に対して「自分ごと」
・「おかしい」と感じつつも使われる「いつぶり」
・「ほぼ」と「ほぼほぼ」どう違う?
何かおかしい。悩ましい言葉の使い分け。
ニュースの最前線で奮闘する新聞校閲記者が、今どきの「言葉」事情を解説。
日々の新聞制作やニュースサイト編成を通じて、校閲記者たちは使い方に悩んだり間違えやすかったりする言葉や紛らわしい言葉の意味の違いと格闘しています。本書では、校閲記者たちが気になる言葉遣いについて質問を投げかけ、読者の感じ方を調査し、解説します。回答結果から見えてきた「言葉」の現況はいかに? 毎日新聞校閲センターが運営するサイト「毎日ことばplus」の人気コーナー「質問ことば」、待望の書籍化。
本書は、用法の間違いを指摘し、「使ってはいけない」と指導するものではありません。実際には、誤用とは言い切れないものもあるのです。なぜそのような表現が生まれるのか、その原因を究明するのが狙いです。校閲の赤入れ写真と解説で構成するコラム「つぶやき写真」で、視覚的な理解が深まります。言葉好きの人、誤りのない文章を書きたい人、校正・校閲者、必読の書。
(出版社ホームページより)
翻訳論の冒険
山本史郎 著
東京大学出版会
価格:4,620円(税込)
ISBN:978-4130801522
多くの文学翻訳、翻訳論で知られる第一人者が「翻訳になぜ理論が必要か」を、多くの実例を用いて解説する。翻訳はAIで「できてしまう」時代は、しかし翻訳すべき「内容」とは何か、その「正しさ」とは何かがより深く問われる時代でもある。翻訳の質への問い、翻訳の喜びへと読者をいざなう書。
(出版社ホームページより)